2015年10月31日土曜日

コーポレート・ガバナンス報告書の提出状況

今年の一大テーマ、コーポレートガバナンス・コードについて、少し調べてみたので、備忘録としてメモ。

コーポレートガバナンス・コード - 東京証券取引所

コーポレートガバナンス・コード(CGコード)は平成27年6月1日より上場会社に適用のスタートし、平成27年10月末現在、既に300社近くが提出、その内の約6割の会社がCGコード73原則全てを実施する(フルコンプライ)としている。

一方で実施しない場合の理由説明(エクスプレイン)がされた原則では、補充原則4-11③<取締役会全体の実効性についての分析・評価の結果の概要>補充原則1-2④<議決権の電子行使を可能とするための環境作り、招集通知の英訳>が多い。ただし、エクスプレインの記載内容は、適用初年度ということもあり、「検討中」や「○○までには実施予定」とした会社がほとんどだ。

一方で、少数ではあるものの、自社独自の理由を説明(エクスプレイン)する会社もあった。個人的に気になった事例は以下の3つ。

補充原則1-2②<招集通知の早期発送・開示の原則>
「全ての株主より先に情報を一般に公開することは当社方針と異なる」(メック)

補充原則4-4①<監査役会と社外取締役の連携の原則>
「連携を強調するあまり、ある種の共通認識が形成され反対意見を述べづらくなる」(亀田製菓)

原則4-8<3分の1以上の独立社外取締役を選任することが必要と考える上場会社における取組方針の原則>
「独立社外取締役の構成比率は50%です。ただし、当社では、少なくとも3分の1以上の独立社外取締役の選任を必要と考えるかどうかについて、ならびに必要と考える場合の取組み方針について、現時点では結論を持つに至っていません。」(資生堂)

 
※  ※  ※


現時点で、東証1部、2部に約2400社が上場しており、その中で早期開示した300社というのは、間違いなくコーポレート・ガバナンスに関しては意識が非常に高い会社と言えるだろう。よって、エクスプレインの内容も、しっかりとしているという印象だ。その一方で、私の知り合いの某社担当者は、9月末に出会った際に「本当にまだ何もやっていない、やばい」と言っていたので、そういう意識の会社も100社くらいあると推察される。

多くの上場会社で提出期限を迎える12月には、たくさんの珍解答(エクスプレイン)とかコピペのミスみたいな事例が出てくると思われるので、それを楽しみにしておきたい。

(まさか出さない会社はないだろうな・・・・)

<関連エントリー>
コーポレートガバナンス・コードについて思うこと



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2015年10月28日水曜日

ガラガラのマクドナルド

会社の近くにマクドナルドがあり、たまに昼食で利用しているのだが、今日、久しぶりにお昼に足を運んだところ、びっくりするくらい、ガラガラであった。

また食肉偽装の問題でも起こしたのかと思い、ネットで調べてみたところ、昼マックのセット割サービスを廃止したのだそうだ。昼マックであれば、ダブルチーズバーガーのMセットが450円で食べることができた。しかし、今後の価格帯では、同セットが600円以上。これまでの500円以下という価格帯に慣れてしまった消費者からは到底受け入れられないだろう。きっと、みんなお昼にマックを利用していたのは、ワンコインでそれなりにお腹が膨れて、かつコーヒーが飲めるからだったのではないかと思っている。加えて、代替サービスとして提供されている「お手頃マック」というのが、セット価格500円で提供されてはいるものの、値段表の端っこに小さく記載しているだけなので、初めての人が見つけるのは困難なのではないだろうか。まるで、100円マックがメニュー表のどこに書いてあるのか分かりにくくしたり、朝マックの200円コンビが小さく隠すように書かれているのと同じ手法である。何かせこい。(※追記:店も客が来ないので焦ったのか、先日行ったらお手頃マックの500円セット専用の大きなメニューを用意していた)

それと、最近思うのが、商品の質がかなり悪くなってきているということ。顕著なのが、シャカチキだろう。昔、シャカシャカチキンという名前で100円マックのメニューに入っていたのに、ある日こつぜんと姿を消し、最近、名前をシャカチキに変えて150円で提供されていた。名前を変えて同じ商品を値上げして提供とか客をバカにしているとしか思えんな。。



で、注文してみると・・・


パッサパサ!


食べるのが若干苦痛なくらい肉がパサパサだった。昔はもうちょっと美味しかったと思うが、こんなんだったっけ??

そのあと、味比べとして、かの有名なファミリーマートのファミチキを食べてみたのだが、比較するのが申し訳ないくらいファミチキの方がジューシーで美味しかった。いや、ファミチキの方がおいしいという表現は間違いで、ファミチキは美味しい、シャカチキは不味いのである。

値段も大して変わらないコンビニの陳列商品に味で負けてしまったら、ファストフード店としてはもうだめなのではないだろうかと思った。



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2015年10月26日月曜日

結局、女はキレイが勝ち(笑)

著者 : 勝間和代
マガジンハウス
発売日 : 2009-12-17


先日、古本屋に寄った際に、100円ワゴンの中に本書を見つけた。出版された時からずっと興味があったのに中身を読んでいなかったので、買おうかと思いつつも、とりあえず立ち読みてみた。久しぶりの勝間和代さんの本である。

*   *   *

慶応義塾大学に入学し、在学中に公認会計士の資格を取得。監査法人を振り出しに外資系コンサルと投資銀行を渡り歩いて、年収は今や数千万円。本も売れているしテレビにだって出ている(この本執筆当時)。こんな超エリート街道を歩いている私ですが、私が恋したイケメンたちは全部顔がいいだけの美人に持っていかれました。

カタカナ女子大とか何とか短大出の、所詮は一般企業の受付か派遣社員くらいしか就職できない年収300万以下の女だったとしても、顔とスタイルがよければ私が渡り歩いてきた超一流企業で働くエリートイケメンたちをごっそり持って行くことができるのです。

一方で、超ビジネスエリートで年収1000万円以上の私に寄ってくる男は、顔がイマイチな奴か、私のカネが目当てのちょっと頭のおかしい奴だけでした。というか、私のかつての夫がそうでした。結果、私は離婚経験2回です。

そう、『結局、女はキレイ(美人)が勝ち』なのです。

*   *   *


・・・という内容を想像したのだが、このフォトショップの限界に挑戦したような表紙からもわかる通り、勝間氏も美人のグループに入るという前提で書かれており、全然違った(笑)




そういえば、最近この人、以前のカツマーブームの頃と比べたら全然見なくなってしまったね。講演とかは今もやっているのかもしれないが、個人的には2chのひろゆき氏とかホリエモンと対談していた頃がピークだったような気がする。少し調べたところ、最近ではゴルフの本を出版したり、麻雀のプロとしてデビューしたり、活躍の場を広げているようである(迷走気味に)。

勝間さんは頭は悪くない(むしろかなり良い)人だと思うので、勉強法などの分野で本がヒットしたことを受けて、後は叩かれようが炎上しようが、とにかく売れる間に書きまくって売りまくるという戦略でゴリ押ししたのではないかと思っている。また、それまでのコンサルや投資銀行での超ハードワーク経験や、それを乗り切るために編み出した速読術であったりオーディオブックとかレッツノートの活用法といったノウハウの蓄積が、短期間に何冊も本を出版するという荒業を可能としたのであろう。こういった突っ込みどころ満載の本を出してはアンチにボコボコ叩かれながらも、同時に熱烈なカツマーファンも生んだのだから、ピーク時には推定でも億単位の年収はあったと思われる。ファンとは信者のことであり、勝間氏を教祖とした宗教に近いものかもしれない。

ブームなど、一過性のもの、「結局、売れる間に売るが勝ち」なのだ。

(結局、本書は書いませんでした。)


<関連エントリー>
勝間さんづくしのダイヤモンド
年収1000万円以上を余裕をもって稼げる男

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2015年10月18日日曜日

UP!(サプリメント)を飲んでみた

かつて、やたらとテンションの高くなった友人に「何か(ヤバい)クスリでも始めたのか」と聞いたところ、紹介してくれたドラッグ(サプリメント)が、この「UP!」であった。そのいかにも弾けそうな真紅色カプセルと1瓶5000円という値段から、ちょっとその時は遠慮しておいたのだが、最近、朝昼晩常に体調がしんどいにもかかわらず健康診断の結果はすこぶる良好・・・。ものは試しだと、アマゾンで購入してみたので、そのレビュー記事である。


ボディプラスインターナショナル


(言わずもがな、効果には個人差があるので、あくまで個人の経験談ということでお読みください)



【効果】

平常時:1粒飲むと、数分もしない内から胸の下辺りからグアアアアーと何か湧き出てくる高揚感を感じた。その勢いは、まるでかのF1でも有名な「レッドブル」を飲んだ時のよう。翼を授けられたかのように、じっとしてはいられなくなり、行動がアグレッシブに。スゲー!!!と思った。

最初は。


睡魔時:仕事中、猛烈な睡魔に襲われた時、出番が来たと思い、カプセルを口に。期待通りの高揚感は出るものの、睡魔は変わらず。やる気はあるけど、頭は眠い状態に(生きているだけで結構苦しい)。睡魔対策には効かないようだ。

疲労時:残業中、疲労が蓄積しているものの、あと少し頑張りたいと思ったとき、再びクスリのパワーを借りることに。敢えて2粒飲むと、疲労が消しとびパワーマックスへ。一気に仕事のスピードが上がり、あまりのスピードにプルプルと若干手の震えを感じるくらいであった。そして1時間後、、、

反動がやって来た。

クスリを飲む前の3倍くらいの疲労+頭痛が体を襲う。誰かが言った「元気の前借」という言葉を思い出した。ドラゴンボールの孫悟空が無理して限界を超えた界王拳を使って、その反動で苦しむシーンが目に浮かんだ。

UP!を飲む前の心境


【結論】

本製品は「ここぞ」という時に使うべきであり、特に疲労時に使うとその反動が危険であるということが分かった。濃縮レッドブルとでも呼べば良いだろうか。副作用がキツイので、飲み過ぎたら死亡するかもしれない。また、眠気対策には使えない。

以前、似たような効果を求めて、「エスタロンモカ」というカフェイン剤を試したことがあるが、あの時はほとんど効かなかった。今回はさすがに5000円近い値段がするものだけあって、良くも悪くもバッチリ効果が出たと言えるだろう。

ただ、(費用面もあるけれど)こんな薬に頼らないと元気に過ごせないとなると、やはりそれは生活リズム・習慣そのものに大いなる問題があると言わざるをえない。

こうしたドラッグとかエナジードリンクに頼らず元気ハツラツに生活したいものだ。(妙にジジイ臭い締めになったな・・・)

<関連エントリー>
仕事中の疲労と睡魔に負けそうになったら
睡魔とエスタロンモカ

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2015年10月16日金曜日

英語学習におすすめアプリ「zuknow」

10月のTOEIC公式テストの日も近いということで、英語教材ネタを・・・。

iPhoneをどうにかしてTOEIC対策に使えないかと、アプリ(無料)を色々ダウンロードしてみた結果、唯一現在も使っているアプリがこれ、zuknowだ。

これは様々な資格試験や・大学受験の受験科目の暗記を目的としたアプリで、TOEICはそのコースの一つに過ぎない。その中のTOEICコースで無料で提供されている「TOEICチャレンジリターンズ」の「860点」「730点」「550点」の各コースが非常にクオリティが高い。実際にダウンロードして挑戦してみたら凄さがわかると思うが、無料なのに音声付、スペル入力テスト有、そして何より感動したのが、「うっとおしい広告表示がない」ということ。無料アプリはうんざりするくらい広告が出るので嫌いなのだが、このアプリは、他の有料で提供しているコースでコスト回収するモデルで運営しているようなので、広告が出ないようだ(今後はどうなるか分からないが)。

これだけの教材が広告なし・無料で提供されているのだから、TOEIC学習者は絶対にやった方が良いと断言できる。むしろ、この3コースも成し得ない程度の集中力では、単語暗記など到底不可能ではないだろうか。中途半端な単語帳を購入する前に、まずzuknowだと思う。

とにかく、ベテランも初心者もTOEICの単語暗記には絶対の自信を持っておすすめできるアプリだ。


zuknow - 友だちとクイズで競える学習アプリ
zuknow - 友だちとクイズで競える学習アプリ
開発元:BizReach, Inc.
無料
posted with アプリーチ


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2015年10月13日火曜日

人生スパイス -go for broke-

前回はかなり憂鬱な内容のエントリーを書いてしまい、何名かの方から励ましのメールをいただいた。このブログの読者は非常にやさしい人が多いようだ。重ねてお礼申します。そして、まだ返事ができていない方、もうしばらくお待ち下さい。。


さて、その頂いたメールの中に「お気に入りのサーフィスの曲でも聴きなおしてみたらどうですか」という指摘があった。それもそうかと思い、久しぶりに「椎名慶治」の名前で検索してみたところ、なんと「I & key EN II」というミニアルバムが昨年にリリースされているではないですか(全然知らなかった)。

そして、その中に収録されている「人生スパイス」が、期待した通りのテンポと歌詞とメロディーで、僕の中では椎名慶治氏がソロになって以降の曲としては、最高の曲だと思っている。ちなみに、このサブタイトルの「-go for broke-」の意味は「当たって砕けろ」。





イントロの「ぱーっぱ しゅびどぅ ぱっぱっぱー」というところから、ノリが良くて一気に聴けてしまう、そんな爽快感溢れるメロディーと、歌詞。全般的に歌詞は好きなのだが、特に好きなのが、次の部分だ。

想像 していた 未来は コレですか
クーリングオフ とっくに期限は
切れてる?
じゃあどうすりゃいいんだよ


上手く表現できないが、ここの「じゃあどうすりゃいいんだよ」って叫びが今の自分の心境と被って、心に響く。この椎名さんの歌詞の良さというのは、現在進行形で挫折を味わっている人間にしか、なかなか伝わらないんだろうな。ダークサイドに陥ってしまいそうな時、椎名さんやsurfaceの曲が、いつもギリギリのところで止めてくれているような気がする。

ちなみに、繰り返しにはなるが、個人的に、椎名慶治ソロとしてはこの「人生のスパイス」がベストだと思うので、騙されたと思って一度動画のボタンをクリックしてみて欲しい。聞いているうちに元気が出てくる、かもしれない。ファンキーなウサギのダンスも必見である。

著者 :
High Wind
発売日 : 2014-11-11

なお、この「人生スパイス」の動画の再生回数は、このブログ執筆時点で約5万回、もう少し評価されても良いと思うのだが、世の中は厳しいですね。せめて、この小さなブログで紹介させてもらおう。

前から考えているんだけれど、ファンクラブ入ってしまおうかな。

<関連エントリー>
RABBIT-MAN
椎名慶治「I」を購入
Last Attraction



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2015年10月12日月曜日

つまんなくしているのは、自分だってわかってんだけどさ

ここのところ全くダメになっている。

全く勉強が出つかずで、TOEICのスコアも880をピークに800→700と低下してきた。まぁ、勉強していないから当然なんだが。

大して英語が必要でない部署で、なんであんなに英語の勉強を頑張ったんだろう。

そもそも、何で僕はこの会社にいるんだろう。

憂鬱な気分に追い討ちを掛けたのが、この前の学生時代のバイト先の一つであった塾の20周年記念パーティーだった。歴代の講師が呼ばれて僕も行ったのだが、塾でバイトするような奴はそれなりにいいとこに就職している奴が多くて、社費留学でMBA取ってる奴までいた。仕事とか年収とか、僕はあまりいい会社に就職できなかったから彼らと比較しても勝てないのは仕方ないんだけと、それ以外にも、結婚して子供いる奴とかと話していると、現在彼女すらいない僕は、本当の負け組なんじゃないかと思った。あれは、自分が惨めになる、嫌なパーティーだった。

英語なんか頑張って勉強しても、何も変らなかったな。

この休日はひたすら寝て過ごした。というか、ここ最近は毎週がそう。平日の仕事がしんどいというわけではない。不況のお陰で仕事の量は少なくて、大して頑張らなくても定時には楽勝で退社できる。

優秀なビジネスパーソンなら、この空いた時間を利用して資格の勉強なり、恋人や友人との時間に使ったり、中には副業する人すらいるのだろうけど、恋人はおろか友人すらいない、やりたいこともない僕は、まっすぐ家に帰ってネットして寝るだけだ。休日はネットを見る気力すらない。寝るだけだ。休日うつとでも言うのだろうか。

目標も何もない。仕事も適当にやってて、先日は1回ミスして怒られた。すまんな、上司。あんたは大学を出てないけど、僕よりかは、よっぽど優秀なサラリーマンだよ。

かろうじて楽しみなのが、木曜日。ヤングジャンプで連載中のキングダムを朝会社に行く途中で読むのが唯一の楽しみ。この漫画、すげー面白い。でも、それだけだ。

明日も、適当に仕事して、定時で退社して、コンビニで弁当を買って、家で食って、寝る。

朝起きて、ヨーグルトを食べて、会社に行く。

その繰り返し。

つまんない人生だなあ。



つまんなくしているのは、自分だってわかってんだけどさ。

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2015年10月7日水曜日

株主総会のあり方検討分科会

たまには株式実務のネタを・・。

現在、3月末決算の上場会社は6月末に株主総会を開催することが一般的である。10年ほど前までは総会屋対策として集中日に9割以上の会社が株主総会を開催するという超集中日が常識であったが、最近では最集中日ですら4割程度、かなり分散化が進んできた、と僕は思っていた。しかし、あくまで1日だけの集中日が緩和されただけであり、6月末周辺に株主総会が集中することには変わりがなく、投資家目線としては不満があるらしい。機関投資家の連中は、複数の銘柄を保有していることが常なので、同時期に招集通知が届いても各々の議案をじっくり吟味できないということだろう(従って、ISSなどの議決権行使助言会社のアドバイスに従うこととなる)。だからといってもっと前倒しで開催するには、決算処理や準備実務等々から難しいのが現状だ。頑張って前倒ししている会社はあるが、これは人員的に余裕がある会社に限られるだろう。というわけで、経済産業省の「株主総会のあり方検討分科会」から出てきた提言が、7月開催できるよう、現在の基準日から3ヶ月以内に株主総会を開催するという会社法の基準日制度を4ヶ月以内に変更する提案だ。

なお、非常に恥ずかしながら、現状でも3月末決算の上場会社が7月に株主総会を開催することは可能である、ということを知らなかった。基準日は2週間前までに公告するか定款に記載すれば、いつでも設定することは可能なので、3月末決算でも4月末を基準日にすれば7月に株主総会は開催できる。しかし、そんなことをしている会社を聞いたことがないのは、決算日の株主に対して計算書類の報告を行うという慣行があるためだろう。

今後は、法改正に伴い、基準日制度の期限が3ヶ月から4ヶ月に延長されるか、決算日から基準日を後ろ倒しするような勧告が出るかのどちらかであろう。昨今の流れに鑑みると、来年の総会で1社くらいは7月開催する3月末決算会社が現れると予想している。

個人的には、7月開催は暑いので、むしろ開示書類を減らして決算短信や招集通知を簡素化し、早期開催しやすくするという方向での改正を期待したいところであるが、コーポレートガバナンス・コードの議論に鑑みるに、今のところ考えられていないようだ…。


<参考リンク>
・「株主総会のあり方検討分科会」(経済産業省)



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2015年10月1日木曜日

コーポレートガバナンス・コードについて思うこと

今年の上場企業における大きなトピックスの一つは「コーポレートガバナンス・コード」だろう。

(コーポレートガバナンス・コードとは何か、とういうのは、ここでは書かない。というか、書けない。現物のPDFリンクを確認して下さい)

昨年末には、何やら面倒なことが始まるなという予感はあったが、公表された基本原則、補充原則はかなりのボリュームで、初めて見たときは、全部読むだけで軽く1時間以上かかった。これの対応を事細かに文章化していく作業を考えると、気が遠くなりそうになったのは、僕だけではないだろう。

コーポレートガバナンス・コード - 東京証券取引所

既に多くの会社が自社のコードを開示しており、大多数の未提出会社は、期限となる12月に向けて、そろそろ開示ラッシュになると思われるが、会社はこのコードとどう向き合っていくべきなのだろうか。

コーポレートガバナンス・コードは法令・定款に定められたものではないが、証券取引所の上場規則で定められたものであるので、一定の対応をしなければ上場規則違反となり、実効性確保措置が取られこととなる。従って最低限の対応は必須だが、そこから先は会社判断であり、その対応は株式市場における評価の一つとなるだろう。

コードは、会社が収益を上げる仕組み(モデル)であり、企業価値向上を目的とした「攻めのガバナンス」と説明されている。先進国(米国は除く)で広く適用されている国際的に普遍性の高いコードであり(日本は91番目)、面倒くさいのは良く分かるが、上場企業は、前向きに対応すべきではないだろうか。

もちろん、コードに対して否定的な考え方も有り得るだろう。企業がカネを稼ぐ方法は様々であり、コードには最低限の対応で全く問題はない。大切なのは、業績と株価である。株価のパフォーマンス次第で、機関投資家のコードへ口出しも変わってくるであろう。つまり、最低限のコード対応であっても、不祥事を起こさず、業績を伸ばし、TOPIXや日経インデックス以上の株価パフォーマンスを出せば、誰にも文句は言われないし、言わせない。

とりあえず、今思うところは、そんなところかな…。


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