2009年12月28日月曜日

2009年 良かったモノ

2009年もあと少し、ということで、買ったモノを思い出しながら1年を振り返ってみたい。


王心凌-2008新歌 

王心凌 シンディ・ワン Cyndi
AVEX (TW)
発売日:2008-02-29


今年の最大の収穫は、この王心凌(シンディ・ワン)を発見したことだと言っても過言ではない。これまで、日本以外のアジアのポップ音楽などクソだろうと思っていた僕の認識を180度ひっくり返してくれた。何を言っているのかは分からないが、動作一つひとつが最高である。同じような考えを持っている人がいれば、youtubeで「王心凌」と検索


only my railgun 
 

アニメソングにもほとんど興味がなかったのだが、それを良い意味でぶち壊してくれたのが、このfripSideの「only my railgun」だ。アップテンポな曲やヴォーカル南條愛乃の歌唱力もさることながら、最大の魅力はPVだろう。度胆を抜かれた。


ゆうき式逆転発想勉強術 
 










webでは人気のあるゆうきゆう氏による勉強術の本。独特なノリは本書でも健在で、少し変わった勉強本を読んでみたいという人にはお勧めである。一応、大学受験生向けだが、資格試験をしている社会人でも使えるノウハウはたくさん書かれている。本書の紹介はこちら


今年は「王心凌」と「fripSide」との出会いがあったが(どちらもかなり年末だったけど)、来年はどんな歌手と出会えるのか楽しみである。

2009年12月27日日曜日

2009年、最もよく読まれた記事

去年に引き続き、今年も「一年でよく読まれた記事」というのを、やってみようと思う。このbloggerにはアクセス解析の機能は備わっていないので、Google Analyticsで集計。2009年も、どーでもいい記事ばっかり書いていたが、果たして最も読まれた(アクセス数の多かった)記事は・・・???


これだ!

2008年8月14日木曜日 ビジネス実務法務検定試験2級に合格する方法

何となんと、2008年に書いた記事が1位だった。内容はタイトルそのまんまで、僕が1週間程度の勉強でビジネス法務2級に合格したノウハウをさっくり書いてある。こんなに読まれているのなら、リンクを新しくしとかないとな。このサイトを見て勉強して合格された方もおられるようなので、書いた人間としてはうれしい限りだ。


さて、調子に乗って、第2位は!!

2009年3月20日金曜日 英検準1級合格する方法

ああ、これか。2009年最大の収穫は長年の宿敵「英検準1級」に合格したことだと思う。ここには僕が7回も受験した末に取得した英検準1級合格のためのノウハウを結集しているので、たまたまでも訪れた受験者は是非一読していってもらいたい。ここもリンクの更新をしておこうかな。

続いて、第3位は・・・

2009年2月5日木曜日 株主総会のスケジュールを作成

きっと僕と同じ株主総会実務担当者が訪れたのだと思う。2010年も2月になれば同様にスケジュールを作成することになるのだろうが、最近では株主総会の集中日回避を「普通の」会社もするようになってきたので、担当者としては面倒にならないことを祈るばかりだ・・・。

3位とほとんどアクセス数が同じだったのが、これ。(第4位)

2009年3月7日土曜日 インサイダー取引防止規程の作成

そういえば今年は会社のインサイダー規程を作成した。ここのリンク先から何冊か「最新インサイダー取引規制―解釈・事例・実務対応」を購入してくれた人もいるみたいなので、誰かの業務に少しでも役立っていたらうれしい。

さて、他にも色々と調べられるので、ついでに調査してみた。
まず、検索キーワードランキング、1位は…「ビジネス実務法務検定2級 独学」。ページアクセスランキングも堂々の1位だし、ビジネス法務の独学受験者が検索で引っかかって訪れるケースが多いみたいだ。

次に、地域別のアクセスランキングは、1位が「東京」で圧倒的なアクセス数だった。

それから1日の最高アクセス数は205。いやーマイナーブログですなぁ。

後数日で、このランキングが入れ替わることもないと思うので、2009年の結果はこれにて終了。2010年も地道に頑張ろう。

2009年12月26日土曜日

Red Cyndi

王心凌 シンディ・ワン Cyndi
AVEX (TW)
発売日:2008-02-29

先日紹介したばかりの王心凌(シンディ・ワン)だが、勢いで購入した上記DVD付CDの破壊力があまりに大きかったのでここで改めて紹介しておきたい。

まず先に悪いところを書いておくと、DVD全般にわたって、左上にエイベックスのロゴが出てくる上、下段にはでかく歌詞が出てくるのだ(カラオケ用か?)。そのせいで、彼女の顔がアップされたときに一部見えない部分があるなど、ファンにとっては大きな障害が発生している。エイベックスはアホなのだろうか。

その他はすべてで満点。現時点で世界一可愛いのではないだろうかとすら思うくらい可愛さの溢れるPVだった。

敢えて順位をつけるとすれば、かの有名な「HONEY」と「愛你」が1位、2位なのは当然として、それに勝るとも劣らないのが「愛的天靈靈」だ。

ググってもらえばいくらでも動画が出てくると思うので、適当に視聴してもらいたいが、もう非のつけようのないくらい可愛い。まさに天使だろう。

台湾人の歌なんて・・・と思わず、一度視聴してみてもらいたい。絶対彼女にハマると思う。

2009年12月25日金曜日

新しい授業が始まった・・・。

今日から新しい英会話スクールの授業が始まった。内容はリーディング。
長文と短文の問題を解いていく形式なんだけど、受講している人のレベルが高くて、誰も問題を間違えない…。そんな中で僕は唯一間違いを頻発したわけだが、知らないものは仕方がない(開き直った)。復習に力を入れて次に備えるべし。


・どこの会社で働いていますか。
①(  ) do you work for?
②(   ) company do you work for?

Who do you work for?
法人を「人」とみなしているためwhoを使える。
What company do you work for?


・be made ~ の表現
①The shirt is made (   ) cotton.
②Cheese is made (  ) milk.
③Milk is made (  ) cheese.

①The shirt is made of cotton.
of:材料 元が何であるか見て分かる。
②Cheese is made from milk.
from:原料 元が何であるか見ても分からない。
③Milk is made into cheese.
「~になる」という場合はintoを使う。


・chargeの意味
How will you pay, cash or charge?

お支払いはどうなさいますか?現金、それともカード
chargeはcashとセットで「カード」の意味になる。


・Industryの2つの意味
①China's pet industry has seen rapid growth in recent years.
②Industry is fortune's right hand, and frugality her left.

①近年、中国のペット産業は急速な成長を見せています。
勤勉は成功の右腕であり、倹約は成功の左腕。


・多義語term
①The initial term of this Agreement is one year from the Effective Date.
②This technical term is completely alien to me.
③Our prices and terms also are competitive.
④We are not on speaking terms with one another.

①本契約の最初の期間は発効日から1年である。
②この専門用語は私には全く耳慣れない言葉だ。
③我々の価格と条件もまた他には負けない。
④私たちは互いに口も利かない間柄です。

2009年12月24日木曜日

買収防衛策イン・ザ・シャドー・オブ株式持合い

久しぶりに商事法務のレビューを。(買収防衛策イン・ザ・シャドー・オブ株式持合い―事例研究:商事法務№1885)

株式持合比率が高い企業ほど買収防衛策を導入する傾向にある。つまり、株式持合いを進めた企業は買収防衛策導入以前に、最初から「究極の防衛策」の影の下(イン・ザ・シャドー・オブ)にいるじゃないか、という主張。

なるほど、ということは、今までに買収防衛策を導入した企業は殆どが必要ないのに入れたというわけか。しかし、僕の会社の場合だと、被買収リスクの分析から防衛策の作成、弁護士事務所のフィーまで含めたら、ざっと4000万円近くかかった。更に第三者委員会というメンバーを選定して、彼らにも毎月一定の金額を払っているわけで、必要ないものを導入するためにそれだけの費用を払っているとはあまり思いたくない。それに、いくら株式持ち合いをしている会社といっても、TOB価格によっては売らざるを得ない状況だってあるはずだ。どこの会社も緻密なリスク分析を元に防衛策は導入されていると信じたい。

2009年12月23日水曜日

台湾が誇る美人歌手、王心凌(シンディ・ワン)

日本の芸能人も会社の女性社員も、女性は大抵ブサイクに見える面食いな僕が、久しぶりに絶世の美女を発見した

王心凌(シンディ・ワン)、台湾人である。偶然、下記の動画を見たのがきっかけだった。



これは可愛い。最初の15秒くらいで心を持っていかれてしまった。

そして、次に見たのがこれ。




この顔とスタイル+女子高生の制服+ダンスは反則だろう・・・。
はっきり言って中国語で何を言っているのかは全くわからないが、彼女がとても可愛いということだけは良くわかった。

動画を見終わった瞬間、迷わず アマゾンで彼女のCDを購入した。優柔不断な僕に即断即決をさせるとは大したものだ。

来日しないのかな。

王心凌 シンディ・ワン Cyndi
AVEX (TW)
発売日:2008-02-29

2009年12月22日火曜日

インサイダー取引の注意点

セミナーでインサイダー取引のポイントについて講義を受けてきた。講師がポイントだと言っていた部分について3点ほどまとめておく。


・インサイダー取引とは、会社の「重要事実」を知って、それが公表される前に株式等の売買を行うことであるが、この「重要事実」が決定される「時点」については注意を要する。この「時点」とは会社法上の決定機関が最終決定を行った時点ではなく、当該事項の実現のための準備等を会社の業務として行うことを決定した時点である。更に、判例によるとこの決定の意義は「確実に実行されるとの予測が成り立つことは要しない」とも解されている。

・インサイダー規制の対象は、会社関係者、または会社関係者から重要事実の伝達を受けた第一次情報受領者に限られており、そこから更に情報を受けた第二次情報受領者はインサイダー規制の対象とはならない。しかし、第一次情報受領者か第二次情報受領者かは実質的に判断され、会社関係者から他の者を介在させて重要事実の伝達を受けた者は、実質的には第一次情報受領者と認定されて、インサイダー取引規制の対象となる場合がある。

・自社株式、他社株式いずれにおいても、役職員やその家族の売買を完全に管理することは不可能であり、故意のインサイダー取引を規制することは難しい。しかし、故意ではなく過失によるインサイダー取引(うっかりインサイダー)も多く発生していることから、役職員に対してインサイダー取引規制の教育・啓蒙を行っていくことは重要である。また、過度な規制や管理は、個人の自由な資産形成を阻害することとなりかねないので、この点も注意しなければならない。
役職員がインサイダー取引にかかわり、それが摘発されることで会社が大きな社会的ダメージを受けることを認識し、情報管理体制の構築、役職員の研修を行っていくことが必要である。

2009年12月21日月曜日

株主総会運営の実務対応

住友信託銀行証券代行部,今井 宏
商事法務
発売日:2009-12

とりあえず第1章(株主総会の現状と基本的な事項)だけ頑張って読んだ。
株主総会の招集地について、招集権者(取締役)は善管注意義務に基づく判断により、株主の地理的分布状況などから照らして適当な場所を選定すべきで、これに反する会場を選定した場合は、招集手続に瑕疵が生ずる・・・というのは初耳で、他は大体聞いたことがあるような内容だった。他の章は株主総会が近づいたら読むことにしたい。
株主総会運営というタイトルだが、事業報告の記載方法などは一切記載されていないので、計算書類の作成以外は全部担当させられている人は、この本と一緒に「株式・株主総会書式ひな型集」も買えば完璧。ただ、住友信託シリーズの本で共通している難点は索引が付いていないことだと思う。この点がやや使いにくい。

住友信託銀行証券代行部,今井 宏
商事法務
発売日:2009-02

2009年12月8日火曜日

法務勉強会に参加してきた

昨日は仕事帰りに法務勉強会に参加してきた。テーマは金融商品取引法。この分野は僕にとっては上場規制の分野とインサイダーくらいしか必要ないのだが、問題が発生するたびに法律に手当てをして、また問題が起きて手当てをして…を繰り返しているので、非常に複雑な構造になっている。こうした改正についていくには、商事法務を読んだり勉強会やセミナーに参加することで知識をブラッシュアップしていく必要があるのだ。特に商事法務が苦手な僕には、口頭で説明してくれる勉強会は有難い。
勉強会の後は、勉強会に参加していた他社の法務部の人々と食事に行ってきた。あまり法律の話は出なかったが、どこの法務部も配属された新人はまず最初に「ビジネス実務法務検定3級」の資格取得を勧められるらしい。僕はこの試験の2級に合格しているが、実は3級は受けていないのだ。3級は2級の基礎になる分野だし、(可能かどうかは知らないが)初心に戻って3級を受験してみるのもいいかもしれない。

2009年12月1日火曜日

転職活動が終了した

11月頭から、某大手メーカーを受験していた。書類選考→1次面接→SPI→最終面接まで進んで、昨日不採用の連絡を頂いた。交通費(大手のくせに1円も支給されなかった)と有給3日分の時間を返せバカヤローと叫びたくなったが、こればかりは仕方がない。転職エージェントの契約期限も切れる上に、求人状況は更に悪化していくようなので、今年の春から開始した転職活動は一旦終了することにした。

活動期間 4月~11月(但し6月は繁忙期なので休んだ)
書類エントリーした企業 30社くらい
面接まで進んだ企業 10社
最終面接まで残った企業 3社
内定    0社…。

面接を受けた企業は、ゼネコン、商社、証券、銀行、コンサル、メーカーと業種はバラバラで統一感がなく、最後に受けた会社の面接では受験した会社に統一性がないことを深く突っ込まれることとなった。この不況期で転職市場も厳しい環境だったが、僕と同時期に転職活動していた友人は大手外資にあっさり内定して転職を成功させていたので、不況だけを今回の失敗の理由にはできない。

敗因の一つは転職活動を始めた動機と、その会社の志望動機を上手く結び付けられなかったことがあるだろう。こういうことをしたいが今の会社ではできない、だから御社に転職してこういうことをしたい、という説明を面接で論理的に上手く話せるかが最大のポイントだった。

もう一つは自分の市場価値の低さだ。20代後半、TOEIC700点台の人間なんて大手企業なら掃いて捨てるほどいる。面接を受けた企業は全て東証一部だったので、スキル面でも他の選考者とあまり差別化ができなかったんだと思う。

今後どういう風に自分のキャリアを築いていきたいのか、今一度考えてみることが必要だ。
もうしばらくお世話になるであろう今の会社には、先日の上司との冬季考査面談で非常に高い評価がついていると説明された。この半年間は転職活動をしていたのに、なんだか申し訳ない限りだ。

この会社でなら、上まで上り詰めることも可能だ(周りがアホだから)。しかし、朝からスポーツ新聞を読む上司、キレる・暴れる・遅刻するの三拍子揃った新入社員、異様な声で男性社員に甘える40代女性社員、TOEIC300点と豪語する同期・・・職場環境の全てが嫌なのだ。スキルという爪を磨きながら、虎視眈々と出て行く準備をしていたい。

2009年11月24日火曜日

300〈スリーハンドレッド〉 を観た

ザック・スナイダー
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2009-07-08

タワーレコードで300〈スリーハンドレッド〉のDVDが1500円と安かったので購入。前から興味があったのでワクワクしながら鑑賞したが、はっきり言って内容はイマイチだった。★二つ。

大国(ペルシア)の侵略に小さな国(スパルタ)の300人の精鋭が王を中心に立ち向かったが、多勢に無勢で最後はあっさり全滅。この王の死をきっかけにギリシア全土が立ち上がったところで物語は終了するのだが、ストーリー全体として一体何を言いたかったのかよくわからなかった。数万の敵を前に300人で立ち向かうにもかかわらず、作戦やら計略を使うわけでもなく、ガチンコ勝負。むしろペルシア側の方が事前にスパルタの要人を買収をしていたわけで、これでは勝ち目がないと思った

更に、スパルタは王が先陣を切って、最後死ぬわけだが、普通王様(総大将)が死んだら国として負けなのではないのか。映画を見た限りでは、王の息子はまだまだ子供で、とても後継者になれるとは思えない。となると、王様が死んで国は終わり…なのが普通だと思うが、最後はギリシア全土の数万の兵隊でペルシア軍を迎え撃つというところで終った。どういう設定なのか知らないが、これがスパルタルールなのか。意味不明だ。

2009年11月16日月曜日

only my railgun


この歳になって、不覚にもアニメ主題歌のCDを購入してしまった。
ちなみに、この主題歌のアニメは見たことも聞いたこともない(見る予定もない)。更にfripSideというアーティストも残念ながら知らなかった。この曲を知ることとなったきっかけは、この曲のPVである(詳しくはYouTubeで「only my railgun」を検索してみて下さい)。

歌のPVになぜかマギー審司が出てくるとネットで一時話題になっていたのを視聴したところ、確かにマギー審司が出てきていて(よくある動画の合成ではなくPVの一部としてマギー審司が出てくる)、何度か見ているうちにこの曲が耳に残ってきて、CDの購入へと進んでしまった。

アップテンポな曲で、一部何を言っているのか聞き取れない部分もあるが、「限界など知らない、意味ない」といった熱い歌詞も魅力的。今ならPVの付いている初回限定版を購入できるようなので、アップテンポな曲が好きな人と、マギー審司のことが好きな人は是非購入を勧めたい。

2009年11月13日金曜日

なぜ株式投資はもうからないのか

今日は保田隆明さんの本を読んだ。












保田さんのブログは毎日読んでいるのだが、分かりにくい経済事情を平易な言葉で解説してくれている。

本の内容として印象に残っているのは、初等教育における金融教育の是非のところで、実に納得した。

テレビを見ていると「小学生にも100万円渡して、株式投資させればいい勉強になる」と言い放つ専門家もいるが、常人の感覚を疑ってしまう。パソコン画面に映されるチャートを見て、儲けた、損したと一喜一憂する小学生の姿が本当にいいのか。それが「勉強」なのか。株式投資というのはプロでも儲けるのが難しい世界なのに、「勉強」で小学生が利益を出せたのなら、それは単なる「運」だろう。

インターネットや雑誌には派手に株で儲けた人が紹介されているが、その裏で、同じだけ損している人がいる。それが株式投資だ。そういうことを教える方がよほど「勉強」になると思うが、どうだろう。

金融教育の是非以外にも、新興市場の問題点や、おいしい話は機関投資家やお金持ちにしか回らないといったことが書かれていた。なぜ証券会社のセールスマンはいつでも「今が買い時なのです」と言うのか疑問に思った人は一読する価値が十分にあるだろう。

それから、これは自身のブログでも真っ先に取り上げられていたが、ライブドアショックの際のマネックス証券の行為についての批判は、マネックス証券を使って株取引をしている人は是非読んでおくべきだ。

2009年11月12日木曜日

ニュースでわかる世界一わかりやすい株の本

今日は細野真宏氏の「細野真宏のニュースでわかる世界一わかりやすい株の本」を読んだ。

この本で取り上げたれていた「敵対的買収」とか「MBO」といったテーマは、僕が社会人になってから最も勉強した分野で、細野氏の「世界一わかりやすいシリーズ」で書かれているレベルで知らないことなどないと思っていたが、意外に勉強になった。最終章の「アメリカのニュースと日本の株価の関係について」はもともと知らないことだったが…。

もし、TOBやMBOと株価の関係がイマイチよくわからないけど株をやっています、といったサラリーマンは是非読んでおくべきだと思う。細野氏の本は何冊も読んでいるが、本当に分かりやすいので、経済関係の本でも安心して買える。


2009年11月2日月曜日

国内最大手広告代理店の仕事ぶり

最近非常に腹の立つことがあった。それは、某広告代理店の仕事っぷりだ。

僕の会社は規模からいうと、普通、国内最大手の広告代理店にカタログの作成など依頼しないのだが(料金が高いため)、なぜか僕の会社は変なところに見栄を張って電○にカタログ作成の依頼をしている。

さて、今月に入ってから、会社の英文版のカタログ作成を開始した。手順としては


①広告代理店の英訳専門チーム(実態は下請けに丸投げ)が和文カタログの文章を英訳する

②英訳された文章を僕の会社の各事業部がチェックする(業界専門用語等があるため)

③それで完成した英文をカタログに当てはめて印刷


といった流れだったのだが、①で英文が上がってきて、僕はそれを②各事業部に何も考えずにチェック依頼をした。そう、これがいけなかった。

数日後、各事業部から苦情の電話の嵐だ。何でも、「こんな英文、チェックしようがない」とのこと。天下の電○が英訳した文章なのにおかしいなぁ…と思って僕もその英文を自分で確認したところ、確かに酷かった。

僕も英語能力に自信があるわけではないが、冠詞の使い方が無茶苦茶だったり、文章の意味を全く無視して単純に英単語に変換していたり、といった感じだ。英訳を少しでもされた方なら如何に適当かということが容易に想像できるだろう。

資本金も売上も、電○と当社の100倍くらいの差があるので、バカにして適当に仕事をしているのだろうが、こんなものをよく客に出せたものだと逆に感心してしまった。テレビCM等の仕事に比べれば、零細企業のカタログ作成なんて儲からない上に面白くもなんともない仕事だと思うが、客は客だ。仕事は下請けに丸投げしていることぐらいわかっているが、誰もが知っている電通なのだから、もっと誇りをもって取り組んでもらいたいと思った。これからは最大手とか知名度が高い会社というだけで信頼するのはやめよう。


それにしても、社内の英文を回した事業部の連中の中で一人ねちねち言ってくる営業の奴(まだ若い)がいて、

「あのさぁ、こんな英文回されても困るよね。困ること、わかるよね。」

と。

お前は、一体どういう営業しとるんだ…。

2009年10月29日木曜日

知らないままでは損をする「モノやお金のしくみ」DS

日本経済新聞社監修 知らないままでは損をする「モノやお金のしくみ」DS
日本経済新聞社監修 知らないままでは損をする「モノやお金のしくみ」DS


この歳になって、新しいゲームソフトを買ってしまった。

ゲームソフトを購入したのは実に高校生の時以来だ。それ以降はネットでダウンロードしたゲームで遊ぶことはあっても、買うことはなかった。

それが先日、知り合いからニンテンドーDSというハードをタダで貰ったため(ハードだけ)、何かソフトでも買ってみるかとなったわけだ。ヨドバシカメラには実にたくさんのソフトが並んでいて、どれにするか迷ったのだが、毎週楽しみに聞いているポッドキャスト「西川里美は日経1年生!」で宣伝されている上記ソフトを購入してみた。

画面をペンでタッチするというのが初体験だったが、これがなかなか面白い。幅広い経済のネタを原則2択(違う形式のもある)で回答していくというもの。毎日日経新聞を読んで、夜9時からのNHKニュースと朝の島津アナウンサーを欠かさず見ている僕には、ほぼ楽勝な内容だが、正解すればお金がもらえて、昇進試験を受ければ肩書きが課長、部長と上がっていくのも面白い。ちなみに今は「取締役」である。

過去にTVゲームに没頭した経験のある僕のような人間は、こういうゲームで勉強するのも一つの手だと思った。TOEIC公式の英語ソフトも発売されているみたいなので、このソフトをクリアするか飽きたら挑戦してみようと思う。

ちなみに、この日経新聞のソフトは、2009年上期の売上とか時事的な問題も出題されるので、少なくとも買うなら今年度中に買うべきソフトだと思った。

2009年10月25日日曜日

母校(小学校)に入ってきた

今日は用事があって、久しぶりに母校(小学校)へ行ってきた。久しぶりといっても、今まで卒業してから1回行ったきりなので、15年振りぐらいだ。
基本となる校舎の形は変わっていなかったが、運動場に新しい建物ができたり、校舎の内装が近代化していたり、思った以上に変化があって驚いた。しかし、変わっていない部分も沢山あった。体育館のステージや、校歌が掘られたパネル等・・・。
学校の周りの景色もほとんど変わっていなかった(僕の記憶が曖昧なだけかもしれないが)。あの頃は高く感じた坂や塀が、低く感じて、自分自身の時間の流れを感じた。
そういえば、小学校のときの卒業文集で書いた将来の夢は「獣医」だったかな。はっきり言って将来なりたい職業なんて全くなくて、とりあえずそのときは親や教師にウケがよさそうな職業という理由で選んだ記憶がある。つまらんガキだったな、僕も。

さて、そろそろ明日のTOEICの授業の予習でもするか。ギリギリまで勉強を始めないのは、今も昔も変わらないようだ・・・。

2009年10月16日金曜日

戦略的なIRとは

久しぶりに証券取引所主催のセミナーに行ってきた。内容はIR(インベスターリレーションズ)について。
効果的にIRを行うためには社内の活性化が必要だから、社内報を毎週出しましょうとか無茶な要求も多かったが、講師のプレゼンがなかなか上手くて、どちらかというと話し方等の方が参考になったセミナーだった。以下に講師の主張をまとめておく。


・時価総額の低い会社(100億円未満)のIR (Investor Relations)の環境は、アナリストの取材が少ない、取材があったとしてもレポートがあまり出ない、株式売買の出来高が低い、IRの費用対効果が見えない、という状況が少なくなく、これに当てはまる場合は、IR活動に関する認識を見なおすべきである。

・従来、IR活動といえば、経営者とIR担当者が株主や投資家に向かって経営情報を発信していくことが、目的であり役割であった。しかし、現在では企業の社会的責任が重視され始めており、全社員(グループ会社を含む)が社会全体、ステークホルダー全体に対して会社の情報を発信していく、SR(Social Relation)が重視され始めている(注:通常はSRといえばShareholder Relationsのこと)。SRを行うためには経営陣やIR部門だけではなく、全社員が会社を語れる社内対策が必要。自社の強みを同じ内容で社員が言えるために、社内報等を通じた社内コミュニケーションを大事にするべきだ。

・また、IRの重点軸は企業の時価総額や株主構成、事業内容によって変えるべきだ。時価総額の低い会社であれば機関投資家より個人投資家に向けてメッセージを発するべきであるし(一定の時価総額以下の会社には投資しないルールを設ける機関投資家は多い)、株式売買の出来高が低ければ、まずは株式売買回転率を高める施策を取るべきだ(出来高が低いと大口投資家が買いたくても買えない状況となる)。

・更に、機関投資家やアナリスト向けの情報と個人投資家向けの情報の表現方法は、当然変えるべきである。財務情報は変動率の大きな項目にはコメントを付けたり、グラフを付ける、また専門用語を極力控えるなど、見やすく分かりやすい表現を心がけたい。

2009年10月14日水曜日

来年の株主総会へ向けて

少し気が早いが来年の株主総会へ向けて予習をしておきたい。
平成21年4月1日に新しい会社法施行規則が施行され、3月末決算の会社の場合は来年の株主総会からこれが適応されることとなった。主な改正点(事業報告・参考書類)は下記の通り。

[事業報告]
・会社の支配に関する基本方針につき、その「概要」の記載で足りることが明確化された。
・会社役員の兼職等の状況に関する開示につき、他の法人等の代表者を兼任していることについて開示を求める施行規則を削除し、「重要な兼職」に含まれる場合にのみ兼職状況を開示することとなった。
・株式に関する事項につき、開示する株主が「発行済株式総数(自己株式を除く)に占める割合の上位10名の株主」となり、持株比率の開示が追加された。

[参考書類]
・取締役が提案する議案の記載事項につき、「提案の理由」が定められた。
・取締役、監査役の選任議案における「重要な兼職」の記載につき、各候補者が役員に就任したと仮定した場合に重要な兼職となる事実があれば、その事実を記載することになる。また、就任時または就任後まもなく当該「兼職」から離れることが明らかな場合は、当該「兼職」は「重要な」ものではないとなる。


その他、今年の株主総会の事例等については以下の通り。

[株主提案権の行使と受付票]
株主提案権の行使に際し個別株主通知の受付票が添付されていなかったことを理由に、株主提案を付議しなかった会社があった。
しかし、全株懇の株式取扱規程モデルでは、株主提案権の行使に際し受付票の添付は要しないと改正されているため、受付票の有無による対応には注意が必要となる。

[議決権行使結果の開示]
金融庁のスタディーグループ報告や東証・上場制度整備懇談会等で、議決権行使の結果につき「開示することが望ましい」という意見がまとまってきており、今後は開示が必要となるであろう。

[株式の持合状況の開示]
金融庁は金融商品取引法を改正し、上場企業間の株式持合い状況の開示を義務付けるように考えており、正式に決定すれば有価証券報告書と四半期報告書の中で開示することとなる。これは当然、事業報告の記載内容にも影響があると予測される。

[内部統制システムと反社会的勢力への対応記載]
内部統制システムの概要の中に「反社会的勢力への対応」等についての記載している会社が増加している。とある調査では、上場企業では47.3%の企業に記載があった。

[退職慰労金打ち切り支給について]
退職慰労金支給制度は、既に上場企業の半数以上が廃止しているが、近年では廃止する会社数は減少してきている。

2009年10月12日月曜日

BEST & COVERS(島谷ひとみ)

島谷ひとみ,島谷ひとみ×相田みつを
エイベックス・エンタテインメント
発売日:2009-07-29

島谷ひとみファンとして購入すべきかどうか迷っていた7月にリリースされたベストアルバム。全部CDを持っている僕には不要なのだが、やはり一応ファンということでアマゾンで購入した。
アマゾンの評価にはベストなのにカメリアが入ってないとか、かなり不評だったが、とりあえず僕が楽しみにしたのが、このベスト限定の曲、特にDVDの「長い間」だ。この人、いつまでカバーで持っていくのかは知らないが、僕としては出来がよければそれでいい人なので、そこらは特に気にせず視聴。
 
 

感想、なんだこれは・・・。
 
 
 
男女のカップルが結婚するストーリー仕立てなのだが、肝心の島谷ひとみがテレビ画面の(しかも結婚会見やつ)でしか出てこないのだ。このベストで唯一新しいPVで、島谷ひとみがでてこないとは・・・。僕は新しい島谷ひとみの動画に4,000円近く払ったつもりだったので、なぜか裏切られた気分になった。ってか、PVに出てくる女優さん誰だよ!ついでに、島谷ひとみより可愛くね・・・?

というわけで、僕のようにCDをコンプリートしている人には特にお勧めではないが、これから島谷ひとみを知ろうという人には別に悪くないベストCDだと思う。アマゾンの評価には、未だにカバーの曲が入っているのが気に入らないという意見が多かったが、僕は「亜麻色の髪の乙女」と「パピヨン」がなければ島谷ひとみを知ることはなかったと思うので、この2曲をベストとして入れることは、間違いではないと思う。

ちなみに、ここ最近の島谷ひとみは全くよくない。シングルでも「深紅」以降は、アップテンポでもなければダンスもないという、僕のようなファンには寂しいの曲になってしまっている。次回作にはそういう曲を期待したい。

2009年10月3日土曜日

煮詰まったとき

いつも読んでいるブログに、勉強することに対して素晴らしいことが書いてあったので、忘れないように記録しておく。

妬みと後悔(会社法であそぼ)

そうだよなー、遊んで合格している奴が友人にいたりすると、非常に羨ましくて妬む気持ちが出てくるけれど、他人と比較しても仕方ないんだよな。勉強で煮詰まったときは、このサイトを読むようにしよう。

2009年10月2日金曜日

少数株主権等の行使と個別株主通知

今回は株券電子化の中でも重要な個別株主通知についてまとめる。

少数株主権等とは、株主の権利のうち、基準日を定めて、基準日における株主名簿上の株主に行使することを認めることができる権利(議決権等)以外の権利をいい、具体的には、株主総会招集請求権等がある。少数株主権等を行使しようとする株主は、株主名簿の記載に基づくのではなく、個別株主通知を行うことで権利を行使することができる。

株主は、口座を開設している口座管理機関を経由して証券保管振替機構に個別株主通知の申出を行う。一方で発行会社は、株主が行使要件を充たしているかを個別株主通知により確認する。
個別株主通知の具体的な手続きは以下のとおり。

① 株主は、口座のある口座管理機関に対し個別株主通知の申出を行う。
② 口座管理機関は、株主に受付票を交付する。
③ 口座管理機関は、証券保管振替機構に株主の申出を取り次ぐ。
④ 証券保管振替機構は、株主名簿管理人に株主の氏名・名称等(個別株主通知データ)の通知を行う。
⑤ 株主名簿管理人は発行会社に対し、個別株主通知を行う。
⑥ 株主は個別株主通知後4週間以内に、口座管理機関から交付された受付票を提示して、発行会社に対して少数株主権等を行使する。

尚、振替法では、少数株主権等の行使について株主名簿の記載を株式会社への対抗要件と判断する会社法130条1項の規定の適用が排除されている(振替法154条1項)。よって、株主は個別株主通知によらなければその権利を行使することはできない。


ところで、とあるベンチャー企業に転職した同職種の知り合いが、総務部担当の執行役員になっていた。まだ30代なのにすごいな。もうすぐで新興市場に上場するって言ってたし、なんだか羨ましい限りだ。この仕事も全く希望がないわけではなさそうだ。

2009年9月28日月曜日

ぬるま湯

年々仕事の量が増えてきている。仕事の量が増えてくることは喜ぶべきことだとは思うが、今年の増量は想定外だった。デスクワークがキツイ。今月の残業時間は、過去最高を楽に更新した。

しかし、その仕事の内容というのが、調査書の作成やらカタログの改訂、更には社内報…。一切専門的な知識が付かないし、そもそも必要がない仕事ばかりで、今年の新入社員でもできるようなことばかりなのだ。上司が、こいつは法律関係の仕事はできないと思ったのか、こういう単純作ばかりが大量に回されるようになってきた。

それと、会社の1年上の先輩が今月末で転職した(この不況期にしては、結構いい会社に内定したようだ)。年の近い人が辞めていくというのは、何とも言えない複雑な気持ちにさせられる。

その際、部長から言われた言葉をここに残しておく。

 

「ウチの会社はな、はっきり言って ぬるま湯 なんだよ。だから、辞めても他社では通用せんぞ」

 

ぬるま湯…何て言い方だ。せめて、「うちの会社で通用する奴は、どこに行っても通用する」くらい言えんのか。

「そんなんだから、有望な若手が辞めていくんですよ」

と言えるわけもなく、飲み込んだ。

2009年9月24日木曜日

英検1級に挑戦!

最近全くブログを書いていなかったが、何をしていたのかというと、英語の勉強をしていた。
そう、無謀にも英語資格の最高峰、「英検1級」を目指して勉強を始めたのだ。とりあえずネットで次回10月の試験に申し込んで(受験料7500円也、高い!)、下の問題集を購入して勉強を開始した。

まだ1級の勉強を開始したばかりなので何とも言えないが、確実に言えることは準1級と比べて遥かに単語レベルが高いということだ。準1級は大学受験英語の最高クラスの単語がバンバン出てきていたが、1級はもはや大学受験では絶対に見ることのない単語しか出てこない。とにかく語彙が最初の難関だと思った。
次にリスニング。これは、語彙問題と比べれば多少はマシかと思いきや、会話問題で「3人」が出現するという、かつてないシチュエーションに動揺せずにはいられなかった。

知らない単語が多すぎて、なかなか問題集が先に進まないのだが、とにかく今は自分を信じて進むのみだ。



2009年9月13日日曜日

親戚の葬式を終えて

親戚が一人亡くなった。

身内の人間が亡くなるのは、小学生時以来で、今回の一件は色々と考えさせられた。

1つは、単純なことだが、人はいつか死ぬということ。そして、その「いつか」は、予測できないということだ。

僕の尊敬する織田信長の時代で「人生50年」。とすると、既に25才を超えている僕は、もう人生のターニングポイントを通過したこととなる。

残りの人生で、一体何をするのか。というか、何をしたいのか。このままダラダラ中小企業でサラリーマン続けることが違うのは、前々から気づいていることだ。

もう一つ考えさせられたのは、自分と両親についてだ。

亡くなった親戚は、まだ子供の3人いる母親だった。3人とも未成年だ。彼らはこれから母親抜きで生きていかねばならない。あまりにも早すぎる死だったと思う。

一方、僕はこの歳になっても未だに親と同居し、家事の一切を親にしてもらっている(最近、あまりしてくれなくなってきたが…)。今回の葬式に関しても何の知識もなく(御通夜と葬式の違いも知らなかった)、色々準備してもらった。更に、今日は一人で料理を作ってみたのだが、僕は「焼き飯」しか作れないことに気づいてしまった…。

親に甘えすぎというか、非常に情けない。

収入もそうだ。現在の安い賃金(最近、そんなに安くないのではと思ってきたが・・・)で余裕で生きていけるのは、親と同居しているからに他ならない。今一人暮らしをしたら、家事の面と収入の面で即死してしまうかもしれない。

これからのテーマは「自立」。もう、ちょっと勉強したくらいで、しんどいとか言っていられないな。

と、まとまりのない文章になってしまったが、僕は感じたことをすぐに忘れてしまう人間なので、念のためここに記録しておく。

僕は、いつ死ぬかわからないが、尊敬する大前研一先生のように、その時がくるまで、やりたいことに挑戦し続ける生き方をしていきたい。
 

おばさんのご冥福をお祈りいたします。


2009年9月9日水曜日

法務部門とコンプライアンス

最後に、企業法務を担当する者として押さえておきたい、近年の企業法務に関する変遷と、求められる役割、話題のコンプライアンスについて等、ざっくりまとめておく。

・法的リスクとコンプライアンス
企業を取り巻くリスクは大きく分けて4つのリスクがあると言われている。経済リスク(市場)、カントリーリスク(政情)、法的リスク、天候・災害リスクがあるが、この中で、法的リスクは他のリスクと比べコントロールしやすい。コンプライアンスの実現は法的リスクの管理そのものといえる。

・企業経営環境の変化とコンプライアンス
日本は法治国家であるのに、なぜ最近になって急にコンプライアンスと騒がれるようになったのか。昔から公害事件やバブル期の金融など、企業の不祥事は結構行われていた。しかし、近年では企業の事業活動の根幹に関わる問題や、内部告発で発覚する不祥事が、いわゆる超一流企業や伝統のある老舗企業で起こるようになってきた。また、時価会計・連結決算制度の導入により、経営の透明性の向上が求められ、子会社を舞台とする不正もやりにくくなってきた。更に行政のスタンスにも変化があり、これまでの護送船団方式から自己責任へと変化し、事前チェックではなく事後チェックへと変わった。これら企業経営環境の変化が、コンプライアンスが議論される原因となった。

・コーポレート・ガバナンスと制度の変遷
経営者を如何に監視するかという視点で、まず「監査役制度」を導入したが、あまり意味がなかった(確かに、実際企業内から監査役を見ていてあまり意味がないように思う)。そこでアメリカから「委員会等設置会社」のシステムを輸入したが、これもあまり意味がなかった。そこで今回、「内部統制システム」が制定された。内部統制システム構築の目的は業務の適法性と効率性の実現であり、適法性というブレーキをかけつつ、如何に効率性を実現する経営を行うかが、最大の課題である。

・企業法務の役割の変化
クレームの対処等の事後的な臨床法務や、紛争予防としての予防法務がこれまでの法務部門の役割であったが、近年はM&A・グループ企業の再編・経営体制等、戦略法務としての役割が新たに注目を集めている。

・法務部門の役割
会社全体の中での法律相談の窓口となるのはもちろん、これからはコンプライアンスに関する社内教育の担い手としても重要となってくる。また社内教育は、コンプライアンスの知識以上に違法行為を行わないという意識の啓蒙が重要となっていく。

2009年9月8日火曜日

労働関係法について

労働関係法についてセミナーを受けてきた。就業規則から労働組合まで幅広く解説を受けたが、トピックスとして意外だった内容をいくつかまとめておきたい。あまり労務関係の法律は仕事で必要ないので勉強していないが、普段の仕事と直結しているだけに、なかなかためになるセミナーだった。

・労働契約上と労働基準法上の労働時間
労働契約上の労働時間は就業規則における始業時から終業時までの時間から所定の休憩時間を除いた時間で、一般に「所定労働時間」と呼ばれる。一方、労働基準法上の労働時間(労働基準法32条)は、就業規則などの定めに左右されず、客観的に決まるものであり、使用者の作業上の指揮監督下にある時間、または使用者の明示、または黙示の指示によりその業務に従事する時間と考えられている。この2つの労働時間は必ずしも一致しないため、所定労働時間外の時間が労働基準法上は労働時間とされる場合がある。

作業の準備・後始末も労働時間か(三菱重工業長崎造船所事件)
「労働基準法32条の労働時間とは、労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間をいい…労働契約、就業規則、労働協約等の定めのいかんにより決定されるべきものではないと解するのが相当である。」
労働者が、就業を命じられた業務の準備行為等を事業者内において行うことを使用者から義務付けられ、又はこれを余儀なくされたときは…それが社会通念上必要と認められるものである限り、労働基準法上の労働時間に該当すると解される」
実作業の終了後も、更衣所等において作業服及び保護具等の脱離等を終えるまでは、いまだ上告人の指揮命令下に置かれているものと評価することができる。」


・公益通報者保護法
内部告発行為を保護する立法として、公益通報者保護法(公通法)が制定された。この法は、労働者が不正目的ではなく、通報対象事実について公益通報したことを理由とする解雇・労働者派遣契約解除の無効、降格、減給その他不利益取扱いの禁止を定めている。
ただし、全ての告発者がこの公通法によって法的に保護されるというわけではない。国民の生命、身体、財産の保護を目的とし、社会に深刻な打撃を与える犯罪など461の法律(銃砲刀剣類所持等取締法など)に触れる犯罪行為を告発した公益通報者のみが保護の対象となる。よって、上司からのセクハラを告発したとしても、強制わいせつ罪になる場合は別として、公通法で保護されることはない。
また、公通法は、労働者の告発行為で従来判例法理によって保護されうる行為の一部について、判例による処理では保護されるか否かが明確でない問題点に対処するために、保護に範囲を限定して明確化したものである。従って、公通法の保護の対象とならない告発行為も従来の判例(労働基準法の解雇法理等)の枠組みによって保護されうることは、当然に予定されている。

・使用者の労働者に対する安全配慮義務
かつては、安全配慮義務といえば危険な作業に従事する労働者を事故から守ることを想定した配慮義務であったが、現在は労働者が健康を害さないための「健康」配慮義務へと拡大された。

裁判例における健康配慮義務(電通過労自殺事件)
使用者は、その雇用する労働者に従事させる業務を定めてこれを管理するに際し、業務の遂行に伴う疲労や心理的負荷等が過度に蓄積して労働者の心身の健康を損なうことがないよう注意する義務を負う


・有給休暇の取得
入社して間もない頃、業務の多忙期に「明日有給を取っていいですか」と部長に聞いたところ、「ダメだ」と拒否されたことがある。これは適法なのか。確かに経営者側には「事業の正常な運営を妨げる」場合に有給休暇の取得を変更される「時季変更権」がある(労働基準法39条4項但書)が、実はこれは単なる業務多忙時期とか年末期にあたるといった理由のみでは認められない。

裁判例における事業の正常な運営を妨げる場合(新潟鉄道郵便局事件)
「事業の正常な運営を妨げる場合」とは、労働者が年休を取得しようとする日の仕事が、その労働者の担当している業務や、所属する部・課・係など、一定範囲の業務運営に不可欠であり、代わりの労働者を確保することが困難な状態を指す


代替要員の確保が可能な規模の会社であれば、時季変更権は認められにくく、違法な時季変更権の行使だとみなされれば、会社側が損害賠償を受ける可能性もある。
最近では、退職願と同時に未消化の有給休暇をまとめて請求する労働者が多いが、これも「事業の正常な運営を妨げる場合」でないと拒否することは難しい。

2009年9月7日月曜日

個人情報漏洩の事故状況

個人情報保護法のセミナーを受けてきた。「個人情報」の定義なんかはwikipediaを見てもらうとして、結構驚かされたのが、個人情報漏洩の事故状況についてだ。

漏洩経路で最も多い媒体は「紙」。このご時勢、殆どがネットからのデータ漏洩だとばかり思っていたが、Winny等経由の漏洩事件は全体の3%程度しかなく、漏洩事件のほとんどが「書類の置き忘れ」だった。ただし、漏洩する情報量はWinny経由や不正持出しの方が圧倒的に多い。

また、注意したいのが個人情報の補償額。個人情報漏洩に関する損害賠償請求裁判で判決が確定したケースとして、京都宇治市の住民基本台帳データ流出事件では、住民1人あたり1万円の支払が命じられた。つまり、営業担当の社員が一万件の顧客情報の入ったノートパソコンを持ち歩いていたとすると、最悪の場合1億円の損害賠償請求をされる危険を持ち歩いているといえる。

2009年9月6日日曜日

下請法を勉強した

下請法(正式名称:下請代金支払遅延等防止法)について勉強した。法務部門があるような会社は大抵資本金3億円を超えていると思うので、まず適用があると思う。

具体的には親事業者の「4つの義務」と「11の禁止行為」があるが、「11の禁止行為」の方は返品の禁止(下請事業者の責に帰すべき理由がない場合)など、常識的にやってはいけないことのような気がするので、注意すべきは「4つの義務」の方であろう。

①書面等の交付義務
「言葉より書面で確かな発注を」という標語すらあるらしく、発注に関して口頭はタブーで、注文書を必ず交付しなければならない。また、注文書もとりあえず何か書いた紙を下請業者に渡せばいいというわけでもなく、注文書の記載内容(納入場所や支払期日など)も詳細に定められている。

②書類の作成・保存義務
親事業者は下請業者別に取引記録記載した書類を2年間保存しなければならない。この書類はデータとして保存することも認められている。

③下請代金の支払期日を定める義務
納品日から60日以内と定められている。61日目からは下の「遅延利息の支払義務」により、利息を払う必要がある。

④遅延利息の支払義務
上記の支払期日を守らなかった場合、納品日の61日目から年利14.6%(かなり高い)の遅延利息を払わなければならない。

特に遅延利息は契約書を交わして特別な利息を定めていなくても適用されてしまうので注意が必要だ。下請法は下請業者が押さえておくべきなのは言うまでもないが、親事業者の場合は法務関係者より、実際の営業担当や資材部が押さえておくべき法律だろう。(ウチの会社はうっかり下請法違反をしている可能性がありそうで怖い…。)

参考:知るほどなるほど下請法(公正取引委員会)

2009年9月5日土曜日

やっぱり音読

昨日は久しぶりに英会話スクールの授業を受けてきた。仕事が忙しかったり病気だったり、そもそも英語が勉強したくなくなったりで、スクールには半年程行っていなかったが、親切なチューターさんから、そろそろポイントの有効期限が切れるとの連絡があり、とりあえずTOEICのリスニング対策講座を受講することにした。

そして、昨日はその第1回目。久しぶりというのもあるだろうが、Part1.2が全く聞き取れなくて焦った。元からリスニングは大の苦手分野なので、仕方がないといえばそうなのだが、英検準1級に合格した割に、あまり英語力が向上していないような気がした。

講師はTOEIC満点保持者。この人もトレーニングとして「音読」を勧めていた。ただ聞き流すより音読する方が集中できるからとのこと。但し、必ず英文の意味を理解してから音読すること。実際、授業の最後に復習として実施した英文の音読(シャドーイング)を数回した後、改めて英文を聞いてみたら、よく分からなかった英文も聞き取れるようになっているから不思議だ。

それにしても、授業の始まるまでの精神的ストレス(授業中は結構楽しい)と、授業後の疲労感は何とかならないものだろうか。

2009年9月4日金曜日

債権の保全と回収

去年はやたらと取引先が倒産したので、債権の回収に関する条文を参照することが多かった。今年は昨年に比べれば取引先倒産は遥かにマシだが、ここで一度債権の保全と回収についてまとめておきたい。

・平常時の債権管理の必要性
2008年の倒産件数は1万3234件、3年連続の前年度比増加で、負債総額は13兆6709億2700万円。これは戦後5番目の高水準となっており、常に取引先企業の倒産を意識した備えが必要となってくる。なお、企業としての備えとは、以下のものが考えられる。
①取引を開始するための最低限の画一的なルール、与信管理を設ける(与信管理の標準化を)。
②経理・財務と連携して異常情報に気付く仕組みを作る。
③すぐに相談できる弁護士を押さえておく。 

・取引相手方の調査、確認
直接調査(対象会社へのヒアリング)や間接調査(商業登記簿謄本の入手等)がある。商業登記簿謄で商号を確認する際は、会社法では類似商号規制廃止により、同一市町村で同じ商号が使用可能となったことに注意。

・担保の必要性
担保とは、債務者が債務を履行しない場合に備えて債権者に提供され、債権の弁済を確保する手段となるもの。債権者平等の原則により、債権額が一部しか回収できないおそれがあるため、債務者の信用に多少とも不安がある場合は担保を取る必要がある。
※債権者平等の原則:債権者が他の会社にも債務を負っている場合、債権の種類、内容、発生時期に関係なく、債権額に応じて按分された額しか回収できない。

・抵当権(民法369条
抵当権は必ず現地確認をする。抵当権の担保として供された土地の上に建物がのっている場合もあり、その際は建物とセットで抵当権を設定する必要がある。また、先順位の抵当権者がいるときでも、後順位の抵当権者に回ってくることも在り得るので諦めないこと。

・時効の中断(民法147条
進行する消滅時効を巻き戻す(改めて新規に時効が開始する)ことができる制度。時効の中断事由には次のようなものがある。
①請求:訴訟を起こして請求をすること(裁判上の請求)。毎年「請求書」を送ることではない。
②催告:相手方に請求書を送付すること。これ自体には完全な時効の中断の効力はないことに注意。催告を行ってから6ヶ月以内に裁判上の請求等を行わなければ、時効は中断しない(民法153条)。尚、催告を行う場合は、「内容証明郵便」を送付することが一般的。この場合も効果は6ヶ月しかないが、後に裁判になった場合、大きな効果を持つ。
③承認:債務者が債権者に対して債権が存在することを認めること。これが最も一般的かつ効果的な時効の中断方法で、時効期間経過後でも債務承認があれば足りる(民法156条)。但し、連帯保証人が債務承認しても、時効中断にはならない。

・倒産までの過程と債権の回収
債権を持つ企業に支払不能や支払停止といった破産原因が起こると、前述の「債権者平等の原則」が働くため、債権の回収が非常に難しくなる。更に倒産されてしまうと、実際に債権回収はほぼ不可能となる。債権を回収する場合は、破産原因の起こる前の信用不安の状態で早期に回収・もしくは担保取得をする必要がある。

2009年8月31日月曜日

新オーディオ購入

相変わらず不調続きで、そのうち死ぬんじゃないだろうかと思っていた矢先、とびきりの美人の女の子と偶然友達になった。年下でモデル体型、というか学生時代はモデルのバイトをしていたらしい。体調不良という不運の後は、こんな幸運が待っていたとは。メールアドレスを交換し、いろいろ悩みを聞いて下さいと言われ、舞い上がってしまったのだが、その悩みの中に「彼氏」の相談もあって、一気に冷めた、いや目覚めた。まぁ、そう上手い話はないですね。

・・・さて、全然関係ないのだが、新しいiPod用のオーディオを購入して、なかなかよかったので紹介しておく。













ちょっと高めかもしれないが、デザイン、音質、使いやすさ、すべて満足である。久し振りにいい買い物をした。あとは長持ちしてもらうだけだな。

2009年8月29日土曜日

ハゲタカ アルバート・クラリスのセリフ

以前、ハゲタカで一番好きなシーンを紹介したが、今回は2番目に好きなシーンを紹介したい。というか、紹介しようと思っていたのだが、英語が何を言っているのか分からなくて、解読するまで結構時間がかかった。

第一話、ホライズン・インベストメントワークス本社において代表のAlbert Claris(アルバート・クラリス)と鷲津政彦との会話だ。

僕の英語力程度で聞き取れたのは、以下の通り。



You've been with our company for 5 years.
You closed 8 bills collecting over 2 billion dollars in investments.



Your average annual rate of return is 28%, and you have a great track record with buyout.



As you know, since the initiatives of the US government paid off.




The Japanese financial market has finally started emerging from its period of isolation.



Japan is now a gold mountain, and I say the time is ripe.



Our investors want to inject ample funds into Japanese markets to reap the rewards.




We'll give you five years.
Make us proud.




Buy Japan out!


この最後の「Buy Japan out!」てセリフで一気にこのドラマに引き込まれてしまった。
まだ見ていない人がいれば、是非。


ハゲタカ DVD-BOX
ポニーキャニオン (2007-07-18)
売り上げランキング: 3,544

2009年8月27日木曜日

契約書チェックのポイント

現在療養中ながらも、何か勉強しようと「ゼロからわかる契約書のつくり方」という新書を買ってきたのだが、難しすぎて挫折した。この本でゼロから契約書なんか作れるかと思ったのは僕だけだろうか。とりあえず、去年会社のお金で受講した契約書入門講義のレジュメが残っていたので、それをまとめた。


―契約書のチェックポイント―

1.契約書の相手方が誰か
・交渉相手と契約の相手が違う場合がある(交渉は親会社、契約は子会社等)
・相手方の業界での立場や資金力を確認する(公官庁相手の場合等)

2.強行法規に抵触していないか民法91条
・当事者の意思に関わらず適用される法律に違反する内容は無効になる。
(独占禁止法における公益に関する規定、借地借家法における経済的弱者保護の規定、利息制限法における利息の上限、労働基準法における労働者に不利な契約の禁止、等)
・公序良俗に反する事項を目的とした契約は無効になる(民法90条
※参考:強行法規

3.主語、述語、目的語、句読点が明確になっているか

4.日付、社名、代表社名等の誤字脱字はないか
・僕の会社はこのレベルの間違いが多い。

5.下記のキーワードの条項は必ずチェックする

・危険負担
当事者に責任のない事由によって目的物が滅失した場合、その目的物の買主(債権者)に売主(債務者)は代金を請求できるのか、という問題。
民法では、特定物の売買契約締結後に、当事者に帰責事由がないのに、目的物が滅失した場合は、その危険を買主が負担すると定められている(民法534条1項)が、通常の売買契約においては、危険負担の時期を目的物の引渡時や検査合格時に変更している。

・所有権
所有権とは、物を全面的に支配する機能であり、法令の制限範囲内において、どのようにも使用、収益、処分することのできる権利。
所有権の移転時期について、民法では当事者の意思表示によって移転することを明らかにしている(民法176条)。よって、一般的には、所有権の移転時期を明らかにする規定を設けている。

・瑕疵担保責任
瑕疵担保責任とは、売買の目的物に隠れた瑕疵があったとき、売主が負担する責任のこと。
契約書上にこの規定が存在していなくても、民法等の法律により瑕疵担保責任は認められている(民法570条)。よって、瑕疵担保責任の規定を削除しただけでは、売主は瑕疵担保責任を負担することとなることに注意。また、瑕疵担保責任は任意規定であるため、当事者間で期間を長くする等の変更は自由にすることができる。

・期限の利益の喪失
期限の利益とは「期限が到来するまでは債務の履行を請求されない」という利益のこと。
民法では買主が破産手続開始の決定を受けたとき等は期限の利益を喪失すると定められている(民法137条)。しかし、この規定だけでは買主の経営状況が悪化し、不渡り手形を出したような場合でも機動的な債権は回収できない。よって、買主に信頼関係を壊すような行為があった場合に期限の利益を無くす規定を契約書に設けることが一般的である。

・遅延損害金
債務の支払を遅延した場合の損害金について定めた規定。
債務者にとって複数の遅延損害金付債務があるときは、債務者は利率の高い債権から順に払っていく傾向があるといわれているため、高額な遅延損害金利率を定めておけば、売主有利となる。民法や商法の規定では、遅延損害金は年5~6%にしかならないため(民法419条404条商法514条)、それ以上の利率を定めるのが一般的だが、高額すぎる遅延損害金は公序良俗に違反(民法90条)して無効となる可能性が高いため注意が必要。


<追記>
最近、非常に使いやすい契約書作成の書籍「ビジネス契約書の見方・つくり方・結び方」を発見したので、追記で紹介しておきたい。レベルは初級者向け。様々な形式の契約書を条文ごとに平易に解説してくれている。もっと法的にテクニカルな契約書を作成したいならば本書では足りないのであろうが、最低限チェックすべき項目は綺麗に網羅されているので、手元に置いておけば安心だ。契約書作成の過程で学んだことを書き込んでいけば、より使い勝手が増すだろう。


2009年8月10日月曜日

英語の学習再開

TOEICが来月に迫ったということで、そろそろ本格的に英語の勉強を始めるようにした。とは言っても、現在退院したばかりの不調モードなので、そこそこリハビリ程度に開始することにした。

まず勢いで買ったのが、この本。

松本 茂,ゲイル・K. オーウラ,ロバート・L. ゲイナー
Amazonランキング:9553位










はっきり言ってかなり難しい。必修単語のレベルも高いが、それ以上に英文自体のレベルが高い!slog とか buoy とか、英検準1級を突破した僕でも見たことのない英単語がバンバン出てくるのだ(もちろん必修単語ではない)。そして、内容も堅い。ある程度の経済知識がないと、英文は読めても内容は理解できないという状態になってしまう恐れがある。

TOEIC対策でこの本はレベルが高すぎかな~と思いつつも、内容がcore1800とは比べものにならないくらい面白いので、もう少しだけ頑張ってみよう。今日はいきなり3つの文章を読んでしまった。この本を読破する頃には、英字新聞が辞書なしで読めるようになっている、ような気がする。

あと、帰宅してからずっとお留守になっていたiknowを実施。TOEICの基礎コースを3つ実施した。これも頑張らないとな。

そろそろ連休が始まる。が、僕のような半ニート人間は病院以外の予定がないので、勉強する以外予定がない。頑張るか・・・。

2009年8月9日日曜日

久し振りの更新

ここのところ全く更新していなかった。久し振りの更新だ。

7月、ほとんど休日もなしに働いていて、そのうち倒れるんじゃないかと思っていたら、8月に入って本当に倒れてしまった。今は退院して、会社にも行っているが、体調は絶不調。咳が止まらなくて、時々食べた物を吐き出しそうになる。いつからこんなにひ弱な身体になってしまったのか。

とはいえ、TOEICの日は迫っているし、本も大量に買ったり貰ったりして、読書の時間もとらなければならない。法律と会計の勉強もある。タイムマネジメントのやり方を変えねばやっていけない。そして何より、とにかく今は体調を元に戻すことを考えねばならないな。

健康は失って初めてその大事さがわかった・・・。

2009年7月13日月曜日

次のTOEICは9月!

今日は朝から目が回るほど忙しくて、書類の作成、打ち合わせ、注文、外出、アポ、来客、ミーティング、そして残業・・・。しかし、予定していた8割近くが終了したので、まずはよしとしておこう。ただ、月曜日からこれだけ飛ばすと、後が怖いな。今日は早く寝よう。

そんなことより、久し振りにTOEICに申し込んだ。試験は9月、目標は800点以上!さて、明日から英語の勉強頑張るか。

■今日はじめた勉強の本
新最強のTOEICテスト入門
留学経験ありで、初めてTOEICを受けたら860点だった猛者からもらった本(ほとんど使った形跡がない)。とりあえず、あるものから取り組んでみよう。

■今日のトレーニング
腕立て100回、足あげ腹筋50回、体重62.8kg 
どうでもいいが、全く体重が減らない。仕事に勉強にダイエット・・・。辛い世の中だ。

2009年7月12日日曜日

行動が遅い

詳細は書けないが、この夏、最も楽しみにしていたイベントに自分の不注意で参加できないことになった。もう、どうスケジュールを組み直しても参加不可能だ。

何度も何度も参加するチャンスはあった。しかし、ダラダラ先延ばしにして参加できないとこまできて、結局死ぬ程悔しい思いをする羽目になった。

これは昔からなのだが、僕は何事も行動に移すのが遅い。迷っていることならまだしも、確実に自分にとって利益になると分かっているのに、動かないことも多々ある。そしてチャンスを逃して悔しい思いをする。

進学も就職も恋愛も何もかも、全てがそうだ。

今後はもっと決断したら行動に移すスピードを早めないとな。今日の教訓として覚えておこう。

2009年7月11日土曜日

ゆうき式逆転発想勉強術―「勉強したくない!」を活用する












セクシー心理学で有名(?)な、ゆうきゆう氏の著書「ゆうき式逆転発想勉強術」を読んだ。

一言で言うなら、とにかく面白い。対話形式で読みやすかったこともあって、一気に読めてしまった。特に大学受験生が読めば絶大な影響力を与えてくれることは間違いない。(大学受験生に限定されたノウハウの紹介ではないが)

細かな勉強法のテクニック(例えばiPodの使い方とか)の記載はなく、気持ちの切り替え方等、心理学的なアプローチが主に紹介されており、それゆえに長く使えるノウハウが満載されている。

特に使えるのが、最初の章に出てくる「ギャンブル勉強法」だ。詳しくは本書を読んでもらえればいいが、この方法を使えば本当に気持ちを一瞬で切り替えられるから怖いものだ。勉強を始めるまでに時間のかかる人や、始めてもすぐに気が散って仕方のない人は、ぜひこの「ギャンブル勉強法」だけでもいいから読んでみてもらいたい。お勧めである。

2009年7月10日金曜日

近況報告

なんだかんだ忙しくて、7月は全くブログを書いていなかった。ここで軽く近況報告を書いておくと・・・

■最近買って読んだ本
ゆうき式逆転発想勉強術―「勉強したくない!」を活用する
古本屋で購入したが、これはなかなか面白い本だった。感想は別途書く。

最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)
これも古本屋で購入。筆者の経歴は凄いと思うけれど、内容は類書と似たり寄ったりだった。すでに色々な勉強本を読まれている人は、特に読む必要はないと思う。しかし、筆者はなぜ金融のエリートの道を捨てて突然司法試験というハイリスクな道を選んだのだろう。そこの説明が一切なかったが、不思議だ。

■これから読む予定の本
<女子大生会計士の事件簿>世界一やさしい会計の本です
これも古本屋で(以下同文)。

日本人の英語 (岩波新書)
これは随分前に紀伊国屋で買った。そろそろ読まないとな。

■勉強した本
10日で合格るぞ!日商簿記3級 光速マスターテキスト
やっと3級のテキストが一周目終了。3級だと思って軽く見ていたら意外に手こずった。終盤、繰越商品を使った売上原価を求める際の仕訳で躓いたけど、何とか克服。11月の試験が近づいたら、また再開する。

■運動
筋トレをしたりランニングをしたりしなかったり。とりあえず今日の体重は63.0kgだった。目標まであと3kg!

2009年6月29日月曜日

司法書士事務所を2往復

今日は株主総会で決まった事項の登記依頼に、顧問の司法書士事務所へと行ってきた。
議事録に印鑑証明、役員就任承諾書など、登記に必要と思われる書類は全て揃えて、更に、わざわざ直前に電話で必要書類の確認までして、事務所へと向かったのだが、肝心の代表者印を押す部分を間違えていて、再度出直しとなった・・・。この雨の中、同じ道を2往復。いい運動にはなったが、その分仕事とストレスは溜まった。今後はこういうことはないように注意しないとな。

結局、これが響いて今日は3時間も残業することになったのは言うまでもない。

■今日のトレーニング
特になし、体重63.4kg 前日比-0.4kg
帰ったら遅かったので、今日もトレーニングはなし。体重が減ったのは、歩く距離が多かったからだと思う。

2009年6月28日日曜日

株主総会が終了!

株主総会が無事に終了した。前日にはここには書けないようなミスも発覚して、泣きそうになったが、それも何とかクリアーすることができ、ひと安心である。全国の株主総会担当者も(一部定款の変更が否決された会社もあったようだが)ホッとしていることだろう。
さて、一年で最大のイベントも終了し、後は登記等の事務さえ終われば、かなり業務の量は楽になる。
ご無沙汰している英語の勉強や、先月開始した簿記の勉強、それからダイエットも頑張って取り組んで行きたい。
日中の仕事がダラダラして残業して、翌日もしんどくて更に残業、残業・・・休日は疲れて昼まで寝て、余計に疲れて、また月曜日が始まる。と、こんな悪しき習慣を変えることから始めねばならないな。7月は残業ゼロを目指して頑張りますか。

■今日買った本
マンガ 美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?
会計の漫画。簿記の勉強の助けになればと思ったが、管理会計とかERPシステムとか前作よりより経営に踏み込んだ内容になって難しくなっていたような気がした。まだ1回ざっと読んだだけなので、もう一回じっくり読みたい。

■今日のトレーニング
特になし、体重63.8kg 前日比不明(ここ数日測っていなかった)
株主総会の反動でこの休日は何もしていなかった。当然ながらまた増えてきている。明日からトレーニング開始だ。

2009年6月22日月曜日

今週は株主総会!

今週は、待ちに待った株主総会の週だ。
株主総会担当者にとって、最初に訪れる忙しさのピークは招集通知、事業報告の作成で、これの発送が終了すれば、一時的に休息タイムが訪れる(招集通知にミスが見つかれば大騒ぎすることになるが・・・)。まさに「台風の目」状態が訪れる。
そして2度目のピークは、総会直前の一週間である。想定問答集や株主総会のシナリオを最終的に仕上げるとともに、最終リハーサル、会場の設営、株主総会後に行われる役員懇親会の手配等、あらゆるイベント準備のピークが押し寄せ、そして総会前日は終電で帰り、当日は始発出勤というのが通例である。
一年で最も忙しいのが「今」なので、これを乗り越えれば、後はお歳暮とか挨拶状とか、その程度の仕事しかない。

というわけで、今週も気合いを入れて頑張るか。

■今日のトレーニング
ランニング40分、体重63.8kg 前日比+0.4kg
今日は走ったのに、なぜか体重が増えた。。昼に友人とパスタとピザを食べたのがまずかったのか。ダイエットの道は険しい。

2009年6月21日日曜日

だらけた休日

今日はせっかくの休日で天気のいい日だったのに、遊ぶでもなく、勉強するでもなく、運動するでもなく、ただひたすら「寝る」と「ネット」を繰り返して過ごした。唯一の外出は散髪に行った時だけ。
なんという時間の浪費であろうか。同い年の友人には、既に子育てをしたりしている奴もいるというのに、僕は一体・・・。しかし、どうも休日は何かしようという気が起きないのだ。僕の20代は、こういう何の価値もない時間をダラダラ過ごすだけで終わるのかと思うと、涙が出てきそうになる。
当然ながら今週始めた簿記の勉強も今日はしていない。こうなったら思い切って専門学校にでも行ってみようかな。なんだか反省だけの休日であった。

■今日のトレーニング
時間はかなりあったのにトレーニングせず、体重63.4kg 前日比+0.8kg
今日は完全にだらけた上に、カップラーメンを2個も食べてしまい、大幅に体重が増加した。自業自得だ。平日分の貯金を休日で使い果たしているな、これは。。

2009年6月20日土曜日

「キングダム」が安定して面白い



以前にも紹介した漫画「キングダム」だが、これが想定外に面白い。あまり漫画には詳しくない僕だが、画力、ストーリー、テンポ、どれを取っても☆5つである。

当然ながら、今巻も文句なしに面白かった。これで14巻まで読んだわけだが、面白くなかった巻がなく、安定して面白い漫画だと言うことができる。

14巻では強敵との戦いから始まり、大切な仲間の死、軍とは、将軍になるとはどういうことなのか・・・。主人公の信は戦いを重ねるごとに一歩ずつ成長しているのがよくわかるし、それ以外の敵役から脇役までもしっかりとキャラが作りこまれていて、読んでいて全く飽きが来ない。

あー、とにかく早く次が読みたいな。

■今日のトレーニング
帰宅時間が12時を回ったのでトレーニングせず、体重62.6kg 前日比-1.2kg
今日は特にトレーニングをしたわけでもないのに、一気に体重が1.2kgも減った。体重計は体脂肪も図れるオムロンの「いいやつ」なので、体重計が壊れていることはなさそう。一気に減るとリバウンドが怖いな。。。

2009年6月18日木曜日

歳を取ってから稼げてもなぁ・・・。

今日は朝から仕事がたんまりとあった上に、いつも以上に仕事が舞い込んできて、とにかくひたすら忙しかった。ここまで忙しいと、優先順位もタイムマネジメントもクソもない。ひたすら緊急度の高くて、さっさとできそうな業務を、片っぱしから片付けていった。
毎月2回くらい、こう意味もなく忙しくなる日があるのだが、その度に前倒しをして仕事をしていく重要性を痛感する・・・。いざ時間ができても、前倒しで仕事をしないのが僕の欠点なのだが。

ちなみに今日は、会社の首脳陣による重要な会議が行われていた。給料が安いと有名なこの会社だが、役員クラスまでなると、流石に年収1000万円は軽く超えるらしい。しかし、役員連中の平均年齢は50代後半だ。そんな人生の引退近くまできて、大金を稼いでもそんなにうれしくないのではないかと最近思っている。ホリエモンではないが、やっぱり稼ぐなら、若いときに稼いでガンガン消費する方が、経済的にもいいのにな。

■今日のトレーニング
腕立て100回、足あげ腹筋50回、体重63.8kg 前日比-0.2kg
やっと63kg台に戻った。この調子で頑張るべし。

2009年6月17日水曜日

MBOの失敗(シャルレMBO事件)

MBOとは、会社の経営陣による会社の買収のことである。その中で、有名なシャルレのMBO事件について話を聞いてきたので、ここに書き留めておきたい。


平成20年9月、シャルレの創業家とモルガン・スタンレーが出資して設立した特別目的会社(SPC)により、シャルレの上場廃止を目指した公開買付(TOB)を実施したが、内部告発等があってMBOが失敗に終った事件である。さて、このMBOの問題はどこにあったのか。

事件の流れを追ってみると…

シャルレは平成20年の4月に5ヵ年の中期利益計画を作成しており、これを元に外部専門家(KPMG)に理論株価算定を依頼した。しかし、そこで弾き出された理論株価は創業家の想定していた価格より遥かに高かったため、故意に中期計画の下方版を作成し始めた。その際、顧問弁護士事務所からは反対されたにもかかわらず、強行に下方計画を作成し、無理に安い理論株価を作り上げた。

その後、SPCは公開買付を実施(シャルレ取締役会はこのTOBに賛同)したが、ここで証券取引所にシャルレ側の内部告発が入る。シャルレ取締役会は賛同意見を撤回し、社長は辞任。MBOは失敗に終った。

安く買い叩くために、中期計画の下方版を作成している時点で取締役は株主に対する善管注意義務違反になるし、それも短期間に何度も下方版を作成しているため悪質性は高い。ポイントは最初の中期計画。ここで最初から低い業績予想版を作成しておけば、すんなりMBOは実行されていたのかもしれない。MBOは取締役にとって最高の利益相反取引だと言われるのも、こういう事件を見れば納得だ。

ちなみに、最初にKPMGが算定した株価は1200円前後。その後、SPCが中期計画に細工をした後に実施したTOB価格は800円。現在(平成21年6月)のシャルレの株価は300円前後。今のシャルレはお買い得だということか…(笑)

2009年6月16日火曜日

子会社の議事録とかをチェック

今日は、子会社の株主総会に係る議事録等のチェックをしたのだが、これが意外に難しい。というのも、僕が普段の業務で関わっている会社法は上場している会社の部分なので、それ以外の会社の議事録を会社法に従って見るのは、普段とは別の知識が必要なのだ。
で、どこで詰まったのかというと・・・現在「ポケット六法」を見ても思い出せないので(笑)また明日会社で調べ直すことにしよう。

今日は仕事帰りに勉強会に参加して、心底疲れた。寝る。

■今日のトレーニング
腕立て100回、足あげ腹筋50回、体重64.0kg たったこれだけでも相当疲れた。明日はランニングしたい。

<追記>
思い出した。詰まったのは、監査役の監査権限を会計監査に限定している場合の監査報告書の書き方で、注意点は「会社法施行規則第129条第2項」だ。

2 前項の規定にかかわらず、監査役の監査の範囲を会計に関するものに限定する旨の定款の定めがある株式会社の監査役は、前項各号に掲げる事項に代えて、事業報告を監査する権限がないことを明らかにした監査報告を作成しなければならない。

というわけで、監査報告書には「当会社の監査役は、監査の範囲が会計に関するものに限定されているため、事業報告を監査する権限を有しておりません」といった一文を入れる必要がある。結構盲点になっている条文だと思った。

2009年6月15日月曜日

仕事の計画を立てるコツ?

今日は珍しく、朝に計画した仕事を全てこなした。残業は2時間。中には社長とタイマンで打ち合わせすること仕事もあって緊張したが、何とか最初の「さわり」だけは終了した。あとは部長に丸投げてして逃げよう。もう、会社のトップと接する仕事をして5年になるが、社長クラスと会話するのは、なかなか慣れないな。

ちなみに今日は夜に時間の余裕ができたので、昔買ったタイムマネジメントの本を読んでみた。

仕事の計画を立てるコツ。それは、10年後になりたい自分をイメージして仕事に取り組むこと。10年後、理想の自分になるには、今から3年までに何をしなければならないか。1年までには、半年までには、この1週間ではなにをしなければならないか。そして、そのためには、「今日」何をしなければならないかが見えてくる。そうすることで、仕事の優先順位も見えてくるのだ。

10年後の自分ね。10年後は、僕は他の会社でバリバリ働いていたい(笑)どんな会社で働きたいのか。うーん、まずそこからだな。

3年までに「転職」しなければならない。

1年までにやはり「転職」しなければならない。

半年までに「面接」を受けなければならない。

今週は「面接」で語れる実績を作らねばならない。

では、明日は、真面目に仕事するか・・・。

■今日のトレーニング
腕立て100回、足あげ腹筋50回、体重64.4kg なかなか減らない。

2009年6月14日日曜日

ダイエット開始

ダイエットを開始した。というのも、体重が人生で最もデブだった中学時代をついに突破したからだ。高校生で58kg、大学生で56kgだったのが、今や65kgを突破…。このペースで行くと30歳を迎える頃には、醜い体型になっていることは間違いない。

というわけで、この一週間、気合を入れてダイエットをしてみた。

まず、夜中にランニングしたり、仕事帰りにバッティングセンターに行ったりして運動量を増やしてみた。次に食事内容を見直して、缶ジュース禁止にして、番御飯も量を減らすようにした。今日も昼から運動をして汗を流してきた。これで、流石に65kgから1kgくらい減っただろうと思ったら、64.6kgとたったの0.4kgしか減っていなかった。人生は甘くなかった。

先は長そうだ。

■今日読んだ本
開成番長の勉強術
筆者は開成が大好きだということだけは痛いくらいわかった。それだけ。
■今日買った本
10日で合格るぞ!日商簿記3級 光速マスターテキスト
ついに簿記の勉強を始めました。さて、いつまで続くかな。。

2009年6月12日金曜日

経営業務の管理責任者(建設業)の問題

今日は、最寄の役所の建設業課に経営業務の管理責任者について質問してきたので、その内容と回答をまとめておく。

ケース
現在、A社の代表取締役社長はA社の建設業法上の経営業務の管理責任者であるが、このたび親会社から出向で新しい社長が来ることになった。A社は業績が赤字に近く、今回の新社長の給与は親会社が負担することでA社の業績には影響しないようにしたいと考えている。新社長は経営業務の管理責任者の条件は満たしているため、現社長は退任して顧問になるか、役なしの取締役になり、経営管理業務の管理責任者も交代したいと考えている。

問題
1.会社の経営業務の管理責任者に他社からの出向者が就任する場合、出向協定書の提出のみで経営業務の管理責任者になることが認められるか。

回答:出向者が経営業務の管理責任者になる場合、出向協定書の提出が必要であるが、協定書の中身も確認される。通常の出向契約であれば、給与が出向元の会社から支払われたとしても、出向先の会社からは同額の出向料が発生するのが通常である。出向料が発生しない場合でも特殊なケース(例えば、お互い人を出向させているため出向料を相殺する等)であれば認められることはあるが、通常は認められない。

2.では現在、会社の経営業務の管理責任者を担当している代表取締役が、取締役又は顧問になる場合、経営業務の管理責任者を継続して担当することはできるか。

回答:経営業務の管理責任者の要件は「常勤の役員」であるため、常勤の取締役であれば継続して担当することは特に問題はない。一方、顧問は役員ではないので認められない。

2009年5月25日月曜日

保険のおばさん

いろいろ書きたいことはあるのだが、今日は○一生命のセールスおばさんのことについて書く。

この会社には数社の生命保険のおばさん(決してお姉さんではない)が昼間に出入りしているのだが、その中でも○一生命のおばさんは営業がしつこい。プレゼントに応募しろとか、ボーリング大会するとか、とにかくしつこい。結婚しているのかどうかは知らんが、あれだけのしつこさがあれば、相当の男をゲットしているに違いない。うるさくて仕方ないから付き合って、結婚しろとしつこいから仕方なしに結婚したという感じではなかろうか。

話が逸れてしまったが、まず驚いたのが、会社が休日に開催したソフトボール大会に出没しやがったことだ。これには度肝を抜かれた。

なぜなら、このソフトボール大会は、会社の従業員ですら半数以上がサボっているイベントだからだ。

そんなイベントにわざわざ休日を潰してまで出現する、その営業根性を当社の営業部隊にも見習わせたい。

ちなみに、従業員の中には知らない奴までいるイベントの情報をどこで仕入れたのかと聞いたところ、会社の営業の一人がわざわざしゃべったらしい。彼の歳は僕より1つ上で、まだ若い。どうせ保険にも入らされているのだろうが、情けないというかなんというか…。

後日、保険のおばさんはソフトボール大会の写真をもって職場に現れた。

まさに営業のセオリーを踏んでいる。

そして、写真を渡すと同時に今度ぉ、こういったプレゼントキャンペーンがあるんですけどぉと怪しげな紙を出してきた。いつもなら「興味がない」と断っていたところだが、この日は部長も写真を渡されて、仕方なしに申し込み用紙を書いていた。部長が書いてるのに…という空気になって、仕方なく僕も個人情報を書いてやった。それにしても、プレゼントの応募に何で生年月日に住所、電話番号、そしてメールアドレスまで書かねばならんのか。面倒臭そうな顔をしていたら「名刺でもいいですよぉ」って。それは流石に勘弁と思って、汚い字で書き殴ってやった。
 

そして本日…

「プレゼント当たりましたよぉ」

と。「やられた!」と思った。

こんなこと分かっていることだが、プレゼントに当選させるのも落とすのも、これはすべて保険のおばさんの判断で可能になるのだ。

おそらく、自腹でプレゼントを「買って」それを「当選しました」とターゲットに渡す。当然プレゼントを渡された方はプレゼントもらっただけでは気まずいので「この後お話いいですか」という誘いに「まぁ、お話だけなら…」と乗ってしまい、そこから先はアリ地獄。おそらく彼女は個室のマンツーマンでは判子押すまで帰さないだろう。

さて、困った。まぁ、対策としては会社の人間の見ている前で話をさせることだろう。暴力団が会社に来た際、絶対に事務所に行ってはいけない理由は、命が危険という意味もあるが、相手の本拠地では交渉は不利になるという人間の心理があるらしい。また交渉人数で負けると不利になるという心理もあると聞いた。

だから、僕の部署の人間が見ている前で話をさせて、それで終わらせよう。どんなことを言って話を切り出すのかが楽しみだが、これを乗り越えれば最低でも半年は何も言ってこないだろう。

生まれてから今まで非常に健康に生きてきて、更に仕事は一日中部屋の中でパソコンをカタカタやってるような僕に、保険はいらんのだ。この「保険は不要」という考えは、大学時代にノーベル賞経済学者アカロフの論文を読んだことも影響しているかもしれない。

2009年5月18日月曜日

藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー












サイバーエージェントの社長で有名な藤田社長のビジネス書。この前なんとなく読んだ「渋谷で働く社長の告白」が面白かったので、今回も迷わず購入した。

感想は、別に悪いことが書いてあるわけではないが、書いてある内容が「新規事業に挑むときの判断基準」とか、僕のような若手社員向けというよりかは、中堅もしくはマネジメント層向けといった感じがした。あと、サイバーエージェントの社員かな。社長がどう考えているのかを知るのは大事なことだ。

全般にわたって落ち着いた感じで書かれていたので、もっと殺伐としたベンチャー企業の内情とか仕事っぷりを生々しく書いた「社長の告白」のような臨場感を求めていた僕には少々物足りなかった。

また、日経アソシエでの連載のまとめということなので、同じことが何回か繰り返されていたのは残念。

というわけで、藤田社長のファンでもない限り、僕のように若手社員で部下がまだ一人もいないような人には、あまりお勧めではありません。。。

2009年5月17日日曜日

速読に苦戦

英会話の学校で、速読専用の授業を勧められて取ったのだが、これがキツイ!!実に短い文章を読むのだが、これを「ネイティブより早く読む」ことを目的に読むので早い早い。例えば

Where are you going to spend your vacation?



「ウェアー・ユー・ゴーイング・トゥ・スペンド・ユアー・バケーション」

と読むのではなく

「ウェァュゴーインヌ・スペン・ュァ・ヴケーション」

てな感じで一気に読む。これが僕には死ぬほど難しくて、インド人のような講師のリピートに、僕一人だけついていけないのだ。というのも、クラスのメンツは、外資系で実際に働いているOLや海外留学を目指している大学院生、それから海外法務で云々と、いわゆる「ホンモノ」揃いで、みんな発音が綺麗で読むスピードも早いのだ。

一方で僕は、中学高校と適当に英語を突破してきて、大学受験も「発音を捨て」て、他の科目の大量得点で逃げ切った、いわゆる学歴の割に英語サッパリ人間なのだ。

他の授業とは違って「ごまかし」が一切効かないので、僕が当たったところで止まるのだ…。講師も苦笑い。いつ以来だろうか、こんなに劣等感を勉強で味わうのは。

で、遂に先日の授業で、僕の発言はスルーされてしまった。(くっそー)

はっきり言って、もう授業には出たくないのだが、このまま逃げるのも嫌なので、予習を完璧にして頑張るしかない。インド人講師に一泡吹かせてやりたい。

2009年5月16日土曜日

塾講師はモテるのか 

しんどい。

先週から会社法のセミナーの嵐(5回もあった)の上、実務面でも色々と仕事が増えて、残業ばっかりで、もうクタクタだ…。こう疲れると、口内に症状が現れるのが僕の体質で、今日も舌が痛い。日経新聞を読むのが辛くなってきた。

そんな中、久し振りに塾講師時代に教えていた生徒の女の子の一人からメールが入った。これで元気が取り戻されてブログでも書いてみようかという気になったわけだ。大学時代のゼミやバイト先の女友達からは全く連絡は入らないのだが、生徒からだけは連絡が続いている。現在塾を経営している友人によると塾講師というのは生徒からモテる立場にあるらしい。

さて、実際に塾講師というのはモテるのだろか。

僕の4年間の経験から言わせてもらうと、まぁ、モテる奴は生徒とか関係なしにモテるというのが真実だ。生徒からとことん嫌われる講師も多数存在していた。が、しかしだ、同年代の異性と比べたら、かなりモテるという事実は否定しがたい。現に、僕が人生の中で最も(いや、唯一)モテた期間が、塾講師の4年間だったからだ(涙)。バレンタインデーの週には、毎日生徒の誰かからチョコレートをもらえるのが当たり前の4年間だった。今考えると、贅沢な話である…。

では、なぜ塾講師はモテるのであろうか。

僕の考えだと、これは塾講師(特に大学生の)には「学歴」というプレミアムが付くからだ。とくに僕の通っていた大学は「知的」で「スマート」で「金持ち」なイメージがあるらしく(実際にキャンパスがそんな感じだった)、それが僕しという人間の魅力を必要以上に大きく輝かせて見せてくれたのだろう。外見は全く同じ人間が2人いるとして、一人は高卒のフリーター、もう一人は「東大生」だったとしたら、外見には1ミリの差がないにも関わらず、後者の方が輝いて見えるのは間違いない。

次は、単純に出会いの数が増えるからではなかろうか。個別はともかく、集団で教える場合は1週間で50人以上の生徒と顔を合わすことになる。何十人もの異性の生徒を教えていれば、1人や2人の生徒がこちらに好意を持ってくれる可能性は高い。

最後に、やはり勉強ができる人はかっこよく見えるのだろう。大学生の講師なんて大したことはないが、塾で雇われる学生というのは、一応それなりの試験を突破してきているので、流石に中学レベルの問題は楽勝だ。アホな中学生とか(失礼)からは「神様」のように見えているのかもしれない。

以上が僕の結論だ。それにしても、体がダルい・・・。

2009年5月12日火曜日

レッドゾーン












ハゲタカⅡの続編ということで、かなり期待をして読んだのだが、感想は…。

ごちゃごちゃしすぎていたというか、登場人物が多すぎて、もう終盤では、はっきり言って誰が何なのかよく分からなくなった。

序盤はブルドックソース事件をもじったような事件が起こり(鷲津は当然スティール側の役)、その後中国の国策ファンドやら、トヨタとホンダを足して2で割ったような自動車メーカーが出てきて、買収事件が勃発するというお決まりのパターン。最後には、やはり飯島とか芝野がでてきて(芝野は途中で帰ったが)、めでたく鷲津が解決して終わった。

それと、ハゲタカⅡで謎のまま終わったアランの死についても、最後の方で死因が判明するのだが、イマイチおもしろくなかった。これは謎のまま置いておいた方がよかったのではないだろうか。
というわけで、全く面白くなかったわけではないけれど、ハゲタカを期待し過ぎて読んでしまうと、ガッカリしてしまうこと間違いないだろう。

6月の映画版はこのレッドゾーンと背景が被りそうだが、いい意味で期待を裏切ってほしいものだ。