2015年12月11日金曜日

プンプンはイケメン


おやすみプンプン(1) (ヤングサンデーコミックス)
小学館 (2013-03-05)
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おやすみプンプン」という漫画が、ネットで無料公開されている部分を読んで続きが気になり、一気に最後まで読んでしまった。せっかくなので、この漫画のレビュー、というよりあらすじを紹介したいと思う。ネタバレではない、純粋な感想である。

偏見たっぷりのレビューなので、あしからず・・。


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本作品(マンガ)は、一言で言うならば、イケメンはあまり苦労せずにセックルできまくるんだというお話です。タイトルはプンプンと可愛らしいですが、中身は結構エグいので、血とかエロとかが苦手な人は注意です。

主人公プンプン(ヤリチン野郎)
本作品において、特徴的なことは、主人公及びその親族だけがアニメちっく(ひよこ?)に描かれているということ。従って、主人公がどんな顔をしているのかは、読者の想像にお任せになっています。

さて、その主人公プンプンは、小学生時代、一目惚れした同級生の女の子、愛子ちゃんと、早速チューをします。いわずもがな、この時点で、プンプンはかなりのイケメンであるのは間違いないと確信しました。


愛子ちゃん(幼少期)
中学時代は軽い挫折を味わうのですが、頑張って勉強して進学した高校では、早速同級生の梓ちゃんをデートに誘ってOKをもらいます。そして、その初デート終盤に野外で襲おうとするも失敗します。普段は大人しいチキン野郎のくせに、女が絡むと強姦未遂すら起こす程の性欲の塊、それがプンプンの正体でした。普通であれば、告訴されてもおかしくないのですが、梓ちゃんからは何事もなかったかのように、あっさり許されます。読者も拍子抜けです。きっとプンプンがイケメンだったからでしょう。

高校時代の終わりには、親戚のおじさんの婚約者である翠さん(美人で気が利いて、商才もあり、他人の面倒見も良いという理想的な女性)とお店の中で大胆にセックルします。悲願の初体験です。それも美人の翠さんから誘われてやるわけです。間違いなくイケメンだったからできたのです。その婚約者の親戚のおじさんも定職にもつかずブラブラしていただけなのに、なぜかそんな年下美人とあっさり結婚できてしまったのは、おじさんもイケメンだったからだと思います。イケメンかつ母性本能をくすぐるDNAを持つ血筋なのでしょう。

翠さん(ダメ男が大好き)
さて、童貞を卒業した主人公プンプンは、その後大学に進学するわけでもなく、働くわけでもなく、一人暮らしを始め、かつてチューをした初恋の女の子である愛子ちゃんを探し始めます。その過程で再会した幸さん(漫画家志望で美人のお姉さん)には大いに気に入られ、簡単に部屋に泊めてもらい、その後、セックルします。それもゴムなしです。ただのフリーター以下のような男に簡単に美人が股を開くということは、やはり主人公が相当なイケメンだったからでしょう。ちなみに、この幸さんは作者のお気に入りのようで、プンプンからは冷たくされるものの、最後の最後まで物語に絡んできます。

幸さん(整形顔)
その後、プンプンは免許を取るために自動車教習所に通い、そこで自らを大学生と偽ってナンパをしてみたところ、簡単に一人の可愛らしい大学生をひっかけることに成功、即行でセックルに持ち込みます。そして、やり捨て。携帯電話すら持たない身軽なフットワークがやり捨てを可能にします。こんなこと、イケメンだから許されるのでしょう。ちなみに、その間、幸さんのことなど、一ミリも意識の中にはありません。

時間軸は若干前後しますが、教習所では、遂に、初恋の相手である愛子ちゃんと再開します。そして、ここから一気に物語は加速します。イケメンでヤリチンに成長したプンプンは、早速愛子ちゃんをホテルに誘います。そこまでは簡単に成功するのですが、結局最後のところで拒否されてしまった…かと思ったら、そこで諦めるプンプンではなく、今度は汚い自宅に連れ込んで、悲願の愛子ちゃんとのセックルに成功します。繰り返しますが、プンプンは大学にも行かず、定職にもつかず、フリーター以下の生活を送っている社会的には底辺野郎です。それでも、あっさり元モデルの愛子ちゃんとセックルまで持っていけるのは、彼がイケメンだったからに他なりません。

愛子ちゃんにぞっこんになったプンプンは、幸さんやその他大勢とは連絡を取らなくなります。音信不通になった彼のことを、幸さんをはじめ皆心配しますが、愛子ちゃんとのセクロスのことしか頭にないプンプンは、彼らのことは全く意識にありません。多分、仲間とすら思っていないのでしょう。心配したければ、勝手に心配すれば、みたいな感じです。ワンピースのルフィが見たら激おこされるのは間違いなしです。

愛子ちゃん(もうすぐ死にます)
その後、ドロドロしたトラブルから2人は愛子ちゃんの母親を殺害してしまいました。プンプンも愛子ちゃんも傷を負い、そのままの勢いで愛の逃避行に走ります。逃避中、何回もセックルします。プンプンは負傷して体調がおかしい愛子ちゃん身体のことなどお構いなし、好きな人だからするんだと、公衆トイレやら山の中やら、好きな場所でやりまくります。衰弱した愛子ちゃんは、自殺してしまい、何だかんだあってプンプンは警察に捕まってしまいました。愛しの愛子ちゃんには自殺され、狂ったように自分の片目を潰し、終いには犯罪者にもなってしまったプンプン、ここから絶望の人生が始まるのかと思いきや、そこはイケメンなので、セックルさせてくれていた幸さんを始め、彼の仲間(彼は仲間と思っていない)は、彼を受け入れてくれました。一応、ハッピーエンドです。

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こう書くと無茶苦茶な作品に思えるかもしれないが、絵柄はかなり上手く、特に女の子が可愛い。部屋の中や学校の教室に描かれた生活感がとても繊細に描写されており、何となく、自分の小学生時代から高校生時代を思い出しながら読んでしまった。読み進めると次が気になってしまい、読み手を引き込むようなストーリーは一見の価値があるだろう。が、もう1回読みたいとは思えない、そんな作品である。

ただ、筆者である浅野いにお氏の他の作品はいつか読んでみたい、そう思った。



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